海外旅行や出張で、たとえ準備をしっかりしてから出発しても、予期せぬトラブルに見舞われることは多々あるかと思います。
筆者は飛行機運が悪いのかわかりませんが、度々飛行機のトラブルに遭遇してきました。今までで一番つらかったのは、1番めの飛行機(パリからフランクフルト)が雷雨により遅延、その後2番目の飛行機(フランクフルトからサンフランシスコ)が機器の故障によりキャンセルし、フランクフルトで1泊。さらには、その後3番目の替えの飛行機内で急病人が発生したため、急遽ロンドンに一時着陸。その後、度重なる遅延の影響で、サンフランシスコに着いたものの最終目的地への飛行機はとうに出発・・・というものでした(笑)
今回は、このような飛行機の遅延や変更など、海外の空港でありがちなトラブル時に使える英語フレーズをご紹介します。
海外の空港でのトラブルに対処するための英語フレーズ集
海外の空港でよくあるトラブルと、その対処のための英語フレーズをご紹介します。こういったトラブルはおこらないことが一番ですが、万一の時のために備えておくとベターです。
予定の便に乗り遅れそう、もしくは遅れてしまった場合
本来は余裕をもってチェックインを済ませておくべきですが、万一チェックインの締め切り時刻に遅刻しそうという時には、可能ならば、あらかじめカウンターに連絡しておくと、数分程度の遅れなら配慮してもらえることもあります(もちろん航空会社によりますが・・・)。
I am sorry, I will be a little late for my flight today.
My flight number is △△, and I will arrive at the check-in counter at ○:○○.
すみません、飛行機に少し遅れそうです。
便名は△△で、○○時にチェックインカウンターに着く予定です。
などと連絡します。チェックインを待ってもらえるか聞くには、
Could you wait for my check-in?
チェックインを待っていただけますか?
と言います。
また、時間ギリギリに着いてしまい早くチェックインしたいのに、チェックインカウンターに長蛇の列ができているという場合には、誘導の人などに、
I am sorry, but I am in a hurry to get on my flight at ○○:○○. Is it possible to check in preferentially?
すみません、○○時の飛行機に間に合うために急いでいます。優先的にチェックインすることは可能でしょうか?
と、チケットを見せながら聞いてみると融通してもらえるかもしれません。
もし、遅れたけれど事前連絡ができず、チェックインの締め切りを過ぎてカウンターに着いてしまった場合には、
I am afraid I missed my flight at ○○:○○. Could you reschedule it?
○○時のフライトを逃してしまいました。予約しなおしていただけますか?
などと言います。
筆者は、一度フランクフルト空港での乗り継ぎ時に時間が空いたので、ゲートの外に出てドイツビールを飲んでいたら、うっかり搭乗時刻を過ぎてしまっていたことがあります。そのときは、親切なカウンターの方に泣きついて、無料で次の便に変更していただきました・・・。航空券の種類にもよりますが、遅刻して飛行機を逃してしまった場合には、基本的にはキャンセル料を支払う必要があるそうです。航空会社に迷惑をかけることにもなるので、気をつけたいですね。
予定の便がキャンセルもしくは大幅に遅延している場合
「飛行機がキャンセルされて翌日出発になった!」「飛行機が遅延して乗り継ぎが間に合わなさそう」などという時には、航空会社のカウンターで交渉してみると、後続の乗継便も含めて予約しなおしてくれたり、希望の便に変更してくれたり・・・といったように、フレキシブルに対応してもらえる場合があります。
My flight got rescheduled to tomorrow. I already checked out of a hotel and I have no place to stay tonight. Are there any other flight options available today?
フライトがキャンセルされて明日に振替されました。ホテルはチェックアウトしたし、泊まるところありません。今日中に出発することはできませんか?
My first flight is delayed, and it is impossible to make a connection flight.
Could you reschedule all my flights to the final destination?
フライトが遅れていて、乗り継ぎできそうにありません。
最終目的地までの全てのフライトを取り直してもらえませんか?
さらに、遅延の原因が機材トラブルなど航空会社にある場合には、他の航空会社の便に変更してもらえるというケースもあるそうです。
I really need to arrive on that day. Could you book me on another airline’s flight?
本当にこの日に着かなくちゃだめなんだ。他の航空会社の便を予約してもらえますか?
キャンセルされた便の振替が翌日になってしまったという場合にも、航空会社に非がある場合には宿泊費などを負担してもらえます。天候などの理由でキャンセルされた場合には保障がないということもあるので、カウンターで聞いてみると良いと思います。
チェックイン時に預けた荷物が見つからない場合
海外の空港に行くと、日本の空港の素晴らしさを改めてひしひしと感じることが多いです。残念ながら、荷物のロストなんてしょっちゅうです。これをLost Baggage(荷物紛失)と言います。この場合、いざという時のために、チェックイン時にもらう引換証(クレームタグ)を大切に保管しておく必要がありあます。
I am missing my luggage. Here is my claim tag. Could you check the status?
私の荷物が行方不明です。これが私の荷物の引換証なのですが、現在の状況を調べてもらえませんか?
荷物が出発した空港に置き去りになっていたり、他の空港に着いてしまったという場合には、手元に戻るまでにしばらく時間がかかることになります。
How long does it take to receive my luggage?
荷物受け取りまで、どのくらい時間がかかりますか?
移動先に送ってほしいという時には、
I will not be here at that time. Is it possible to deliver my luggage to ○○?
その頃にはもうここにはいません。○○まで荷物を送っていただくことは可能ですか?
Could you deliver my luggage to the hotel where I’m staying?
荷物を滞在するホテルに送っていただけますか?
と言います。
以上、いかがでしたか?トラブルは無いほうが良いですが、いざという時のために備えておくと安心ですね。特に、アメリカの空港では従業員の方もいくぶんのんびりしておられるので(笑)、筆者も数々のトラブルを経験しました。もしピンチに遭遇した場合には、「これも英会話の練習!」と思って、積極的に交渉してみてくださいね。