英語で驚いたり衝撃的なことがあった時に「Oh My God!」と言う人もたまに見かけますが、実はこれ、使い方には要注意の表現なんです!特にちょっとしたことで使うと、相手が必要以上に心配してしまうかも!?今回は正しい「Oh My God」の使い方を、見ていきましょう。
英語の驚き表現”Oh My God”を正しく使うポイント
【ストーリー】
驚いた時に「Oh My God」と言ったら、予想外のリアクションが…?
海外のドラマや映画では何か驚いたり失敗したシーンで「Oh My God!」と叫ぶのをよく見かけますよね。
そういうイメージが強いせいか、なぜかアメリカ人はビックリしたときに必ず「Oh my God!」と言うと思われているようですが、そんなに頻繁には使いません。
それどころか、「God(神様)」というフレーズをむやみに使うことは、あまりよいとはされていないのです。もともとキリスト教では、「みだりに神の名を唱えてはならない」という戒めがあり、信仰の深いクリスチャンの前でこれらを言ったら神の冒涜だと不快に思われてしまうかもしれません。
これくらい驚いた、取り乱した時に使うのが「Oh My God」なんですね(笑)
でもひどい目に遭ったり、すごく驚いたときなど、本当に大変なときには、神様を信じているかどうかはあまり関係なく「oh my God」を使います。例えば、9・11テロ事件の時、多くのアメリカ人が「oh my God」と言っていました。
似た表現の「Oh My Gosh」や「Jesus」などとの違いは?
同じような驚きの表現に、
- Oh boy!(カジュアルな驚きの表現)
- Oh dear!(カジュアルな驚きの表現、女性が使うことが多い)
- Oh my goodness!(Oh My Godより少しソフトな表現)
- Oh, my gosh ! (GoshはGodの婉曲表現)
- Jesus! (Oh My Godとほぼ同じ)
- Jesus Christ!(Jesusを略さず言う表現)
などもあります。神様も、実はいろいろな表現があるんですね!
私たちがイエス・キリストと呼んでいる人が、英語の発音ではゴッド(God)であり、ゴッシュ(Gosh)であり、ジーザス・クライスト(Jesus Christ)なのです。映画や海外ドラマでもよく使われますが、どれも驚きを表す表現であることは共通しています。
また、一般的には「oh my God」は大きな驚きを表すフレーズですが、実は頻繁に使うネイティブもときどきいます。例えば、相手が素敵なドレスを着たら、「Oh my God, I love your dress.」など。人によってライトに使う人もいるので、文脈で判断するのがベストです。携帯のメールでは、「Oh My God!」の頭文字を使って「OMG」という略語もあり、こちらもよく目にします。
日本では宗教の話題はあまり気にならないかもしれません。でも海外ではとてもデリケートな問題です。宗教がらみのフレーズを使うことには慎重にならないといけませんね。よく耳にするOh My Godですが、使い方には注意しましょう!