日本人として初の快挙、全米オープンテニスで大坂なおみ選手が初優勝というニュースは昨日から大きな話題となっておりますが、それとともににわかに問題となっているのが、彼女へのバッシング。一番多いのが「彼女が日本人に見えない」という問題です。これに対し「見た目で判断するな」という意見もあり現在ネットでは大坂なおみを巡る問題で加熱しております。
大坂なおみ選手への批判
さてへ現在大坂なおみ選手への批判としては以下のようなものがあります。(Twitterより抜粋)
大坂なおみさんがいい人で頑張り屋さんなのは本当にわかった。ただあれは日本人じゃないだろう。せめて日本語はペラペラでいてくれ。
大坂なおみって日本人じゃないよな
大坂なおみって二重国籍なん? だったら、日本人じゃないね。
主に見た目の問題や、言語が日本語ではない、二重国籍である、という点があげられるようです。
まずこの問題の前提として、擁護派と侵害派の意見がそもそも噛み合っていないという点が問題です。
「日本人」の概念として「見た目が日本人じゃない」という問題と「法的に日本人である」という全くベクトルの違う議論が真っ向から対立しているのが現状です。
案の定「大阪なおみは日本人じゃない」「日本人に見えない」とか書いているツィート見かけるけどさ、サッカーWC優勝したフランス代表を見て欲しい。半数近くの選手が移民の親を持つ二世や混血なんだよね。なんか日本って未だ純血主義で驚く。もう21世紀だよ?いい加減この島国根性辞めて欲しい。
— 桐島ローランド (@rowlandxxx) September 9, 2018
さらに、現地では試合後にブーイングが起こるなど、海外からも彼女に対するバッシングが強いようです。
アメリカ在中ですがアメリカ人の大坂なおみさんのへの反応のほうがひどいと思います。「日本人じゃない!」「黒人じゃなくてハイチ人って言え」とか日本人より人種にこだわりすぎです。なので島国根性とかいうステレオタイプで日本人を陥れることこそやめてほしい。
— 北寒湖 まりも ⓋNYC (@kitakanko) September 9, 2018
この問題を解決するにはそもそも「日本人とはなにか」
を明確化させる必要があるわけですが、「法的」「見た目」「言語」・・・などなど残念ながら前提条件が様々ありすぎるので今後もこの問題はつきまとうのかもしれません。
別件ではありますがこちらのタレントのタトゥ問題もにわかに問題となりましたが
彼女は優勝という「名誉」と同時に、「批判」というとんでもない代償と戦わなければならないのかもしれません。