5月1日から改元が行われ、平成が終了します。その準備はできていますか?そんなことを聞かれたらおそらく多くの方が「私は何もやっていないヤバイ!」。と感じるのかもしれませんが冷静に考えて改元の準備というものはよほど専門職でない限り、いつの間にか行われているという認識かと思います。しかしそんな不安を煽る新たな詐欺が登場するようです。
銀行協会職員を騙る詐欺
さて、改元を狙った「改元詐欺」のなかで結構現実的なのは、銀行協会職員になりすまし「銀行協会の者ですが」などと電話で連絡してくる口座番号、暗証番号などを巧みに聞き出してくる詐欺。
「担当者が伺います」などと言い、キャッシュカードや通帳をだまし取って預金を不正に引き出すということです。
全国銀行協会
https://www.zenginkyo.or.jp/hanzai/7320/
いま、交番のお巡りさんが来られた。
元号改元に伴う銀行法ナンチャラと言って、銀行のキャッシュカード送れという詐欺がこれから流行るらしい。
封書で来て、返信用封筒まで入ってるらしいけど、これ詐欺ですから、ご注意 とのことでした。
送り主は『一般社団法人全国銀行協会』— Hiromi1961 (@Hiromi19611) January 29, 2019
そもそもキャッシュカードをそのまま送るという行為そのものが、ありえないのですが、高齢者など冷静な判断が出来ない状況にあると、あたかも相手が本物であるかのように錯覚してしまいます。
決してカードを送らないようにしていただき、もし不安であれば銀行窓口に相談するなどしたほうが良さそうです。
不審なメールが届く
さてもう一つあるとすれば、改元を狙った不審なメールです。たとえば、パソコンが古くなっていると改元時に対応できないから更新ファイルをインストールしてくださいなどのメールです。
これらをまんまとインストールして、アカウント情報を抜き取られるという詐欺が横行する恐れもありますが、現在のパソコンは改元しても問題のないように和暦ではなく西暦で対応しているものがほとんどですので、使えなくなることはまず無いでしょう。
詐欺といえば1タップで5,500円請求される詐欺も恐ろしいですが
なにはともあれ、わからないけどやっておこうという恐ろしい考え方は一切排除し、わからないことがあれば専門職の方に聞くなどして自分で判断することが大事なのかもしれません。
画像掲載元:いらすとや