はじめに
“マッターホルン”という名前は、テレビなどでよく聞く機会がありますよね。
しかし、マッターホルンの登頂は、登山に慣れている方でも難しい山。
登山経験がない方やビギナーさんがいきなりマッターホルンに登るのは無謀なんです。
今回は、そんな登山未経験者の方やビギナーさんでも楽しめる、マッターホルンの魅力や見どころをご紹介します!
スイスの絶景♪まずは「マッターホルン」について知ろう
「マッターホルン」は、スイスとイタリアの国境をまたぐようにしてあり、アルプス山脈に属する山です。
マッターホルンとはドイツ語で牧草地の意味の「matta」と、山頂という意味の「horn」に由来しています。
ちなみに、イタリア語では「チェルヴィーノ」、フランス語では「セルヴァン」と呼ばれています。
また、マッターホルンの麓にはスイス側には「ツェルマット」、イタリア側には「ブレユ=チェルヴィニア」という町があります。
近年では、スイス側から登山をする方も多く、ツェルマットは有名な観光地ともなっています。
スイスの絶景♪マッターホルンの歴史
マッターホルンは、ゴンドワナ大陸にあるアフリカ部分として残ったアプリーア・プレートの部分が約1億年前に分離し、ヨーロッパ大陸へと移動して乗り上げたことによってできた、「ナッペ」と呼ばれる地質構造となっています。
また、山容はその後、氷の作用でできたもの。それがマッターホルンの特徴的な切り立った、北壁などを作り出しています。
ちなみに、同じくスイスの山「アイガー」と、フランスとイタリアの国境にある山「グランド・ジョラス」の3つの山と合わせて、『三大北壁』とも呼ばれているんですよ。
スイスの絶景♪マッターホルンの伝説
かつて、マッターホルンは「魔物が住む山」として人々から恐れられていました。
マッターホルンの頂上部には、廃墟となった町があって、そこに亡霊が住み着いているというのです。
そして、むやみに近づく人を遠ざけるために、高い所から岩を落としてくるという伝説です。
人々は、この伝説を信じ19世紀までマッターホルンが登山として攻略されることがなかったのです。
そのため、マッターホルンの登山史は比較的新しいとされているんですよ。
スイスの絶景♪マッターホルンの見どころ
マッターホルンの登頂は慣れた方でも危険を伴います。
そのため、登山経験が無かったり、登山ビギナーさんはマッターホルンスイス側の麓の都市にある、ツェルマットの展望台から楽しみましょう。
最も美しいマッターホルンを見ることができると言われている展望台は、スネガにある展望台「スネガ・パラダイス」です。
ツェルマットから、地下を走るケーブルカーを使って、約3分ほどで到着するので、アクセスも良くおすすめですよ♪
スイスの絶景♪マッターホルンを楽しむおすすめアクティビティ
マッターホルンの登山が無理なら、ハイキングでマッターホルンの美しい姿を下から眺めましょう♪
ツェルマットからは多くのハイキングコースがあり、総距離数は約400kmです。
実に様々なコースがあるので、ハイキングビギナーさんも安心してハイキングを楽しむことができますよ。
スイスの絶景♪マッターホルンを訪れる際の服装など
マッターホルンをはじめとしたアルプスへのおすすめの観光シーズンは、雪解けの終わった7月です。
新緑の美しい景色やアウトドアを楽しむことができますよ。
山岳地ですので、夜になると急激に冷え込みます。上着は必ず持参しましょう!
ウインドブレーカーなどの持ち運びが楽で、風を通さないアイテムがおすすめです。
スイスの絶景♪マッターホルンへのアクセス方法
マッターホルンへのアクセスは、スイス側の麓の街であるツェルマットがおすすめです。
チューリッヒ国際空港から列車に乗り、約3時間30分揺られます。
フィスプ駅で乗り換えるとツェルマットに到着します。
もしくは、ジュネーブ国際空港からフィスプで乗り換え、約4時間程度かけて向かいます。
ツェルマットは車の乗り入れが禁止となっている街です。
そのため、ツェルマットの手前5km地点から乗り換えとなりますので、注意が必要です。
スイスの絶景♪マッターホルンと併せて訪れたいスポット
マッターホルンでハイキングなどを楽しんだ後は、保養地として名高いロイカーバートでゆっくりと過ごしませんか?
ローマ時代から温泉が発見された土地で、保養地としても有名な場所です。
ロイカーバートの町の中では数々のホテルで温泉に入ることできます。
しかも、そそりたつ山間に囲まれた場所にあるので、人気スポットでありながらも、秘境として幻想的な印象もあるんです♡
屋内温泉のほかにも屋外温泉やサウナ、エステが受けられる施設がありますので、気になった施設でゆったりと温泉を楽しんてみてください♪
おわりに
常に雪に覆われている「マッターホルン」は、1年中美しい姿を我々に見せてくれます。
自然が作り出した美しい姿をぜひ一度、実際に見てみてください!
きっと、感動という一言では言い表せない感情を覚えること間違いありません♪