はじめに
北海道は、雄大な大地に自然があふれているイメージがありますよね。
そして美味しい旬の食材を食せるスポットとして、観光も食事も楽しめます。
そこで今回は、川の幸が豊富な北海道「天塩川」(てしおがわ)の魅力と見どころをご紹介します!
![北海道「天塩川」の魅力その① 天塩川とは?](https://tabiiro.s3.amazonaws.com/files/article/523349/large_523349_1.jpg)
北海道「天塩川」の魅力その① 天塩川とは?
天塩川は、北海道北部にある川で、天塩平野を通る一級河川で、天塩川水系の本流です。
本流の全長は256kmで全国4位、流域面積は5590k㎡で、全国10位の日本を代表する川1つです。北海道遺産にも登録されているんですよ♪
河口付近では、シジミ漁やサケ漁なども盛んで、川の幸も楽しむことができます。
![北海道「天塩川」の魅力その② 天塩川の概要](https://tabiiro.s3.amazonaws.com/files/article/523349/large_523349_2.jpg)
北海道「天塩川」の魅力その② 天塩川の概要
天塩川の水源は、北見山地の天塩岳です。
そこから、士別市、名寄市で支流と合流し、山間部を通って中川町に入ります。
その後、天塩平野を通りながら支流と合流し、天塩町より日本海へ注いでいます。
流域は、美しい渓谷を流れる上流部、山間部を流れる中間部、蛇行の激しい下流部に分類されます。
また、上流部の山岳地は高山植物が豊富で、天塩岳道立自然公園に制定されています。
![北海道「天塩川」の魅力その③ 天塩川の名前と北海道の由来](https://tabiiro.s3.amazonaws.com/files/article/523349/large_523349_3.jpg)
北海道「天塩川」の魅力その③ 天塩川の名前と北海道の由来
天塩川は、アイヌ語の「テッシオペッ」という言葉が由来です。
ちなみにこの言葉の意味は、梁(はり)のある川という意味です。
天塩川の中流域には、「テッシ」と呼ばれる梁状の岩が川を横断していたことから、そう呼ばれていました。
江戸時代に、天塩川周辺を調査にきた松浦武四郎は、天竜川流域の村「音威子府村」のアイヌの長老から「カイナー」というアイヌ語を教わります。
「カイナー」とは、男の人という意味の単語です。
「カイ」とは、この国に生まれた者、「ナ」は敬語であるという意味です。
その話しを聞いた松浦武四郎は「北加伊道」と命名し、その後「加伊」が「海」となり、「北海道」という名前が誕生したといわれています。
そのため、音威子府村を流れている天塩川の川辺には、「北海道命名の地」を宣言した碑があります。
![北海道「天塩川」の魅力その④ 天塩川のおすすめ撮影スポット](https://tabiiro.s3.amazonaws.com/files/article/523349/large_523349_4.jpg)
北海道「天塩川」の魅力その④ 天塩川のおすすめ撮影スポット
天塩川のおすすめ撮影スポットは、音威子府渓谷といわれる渓谷です。
この渓谷は、音威子府村から中川町まであり、天塩川の侵食によって作り出したといわれています。
渓谷自体も雄大な自然を感じることができるのですが、特におすすめなのが紅葉の時期の音威子府渓谷です♪
その見事な紅葉は、「神路渓谷」とも呼ばれています。
ぜひ、赤く染まった渓谷を写真に収めてみませんか?
「音威子府渓谷」
場所:北海道中川郡音威子府村音威子府渓谷
TEL:01656-5-3311(音威子府村役場)
例年の紅葉見ごろの時期:9月下旬~10月中旬
音威子府村役場
![北海道「天塩川」の魅力その⑤ 天塩川おすすめの季節](https://tabiiro.s3.amazonaws.com/files/article/523349/large_523349_5.jpg)
北海道「天塩川」の魅力その⑤ 天塩川おすすめの季節
天塩川のおすすめの季節は夏です☆
天塩川流域のいたるところで、花火大会や川まつりなどのイベントが開かれているため、お祭りの時期に合わせて旅行を計画することもできますよ♪
「士別天塩川源流まつり」では、川舟みこしや選任踊りなどが行われて、士別の街が大きく盛り上がるイベントでもあります。
花火大会は音楽と花火のコラボレーションにより、幻想的な夜を楽しむことができます。
「士別天塩川源流まつり」
場所: 北海道士別市東3条北8丁目2
TEL:0165-29-2225(士別観光協会)
士別天塩川源流まつり
![北海道「天塩川」の魅力その⑥ 天塩川のおすすめアクティビティ](https://tabiiro.s3.amazonaws.com/files/article/523349/large_523349_6.jpg)
北海道「天塩川」の魅力その⑥ 天塩川のおすすめアクティビティ
天塩川のおすすめアクティビティは、カヌーによる川下りです。
天塩川の全長256kmのうち160kmは、堰堤など川を寸断するものが一切無いので、カヌーを楽しめる国内でも有名なスポットです。
ちなみに、160kmを最初から最後まで漕ぐと、一週間も漕ぎ下れることがあり、国内唯一のロングツアーができる川なのです。
毎年、カヌーの大会やカヌーのツーリングなど、多彩なイベントも行われています。
カヌーはコツさえつかめば、初心者でも乗りこなすことができますので、新しい趣味を見つけたい方にもおすすめですよ♪
![北海道「天塩川」へのアクセス方法](https://tabiiro.s3.amazonaws.com/files/article/523349/large_523349_7.jpg)
北海道「天塩川」へのアクセス方法
今回は、天塩川温泉や音威子府渓谷がある、音威子府村へのアクセス方法をご紹介いたします。
【自動車でアクセスする場合】
・旭川→国道40号線経由で、所要時間2時間30分。
【JRでのアクセスする場合】
・札幌駅から旭川経由で音威子府駅 所要時間:3時間5分
・旭川駅→音威子府駅 所要時間:1時間35分
・稚内駅→音威子府駅 所要時間:1時間55分
【バスでのアクセス】
・道北バスから旭川→音威子府 所要時間:2時間40分
・宗谷バスから稚内→浜頓別→音威子府 所要時間:4時間30分
おわりに
北海道「天塩川」は、レジャーやイベントなど色々な四季を感じることができます♡
ぜひ、四季を折々の自然を感じながら、川の魅力を感じてみてはいかがでしょうか?