はじめに
台湾の東海岸に位置する花蓮。景勝地の太魯閣峡谷や原住民の阿美文化村など、地形的にも文化的にも、唯一無二の特色を持つ地域です。2月の花蓮地震で、この地名を知った人も多いのではないでしょうか。花蓮を訪れるなら、豊かな自然にどっぷり浸かれるヴィラに滞在を。知る人ぞ知る隠れ家的ヴィラ「後湖水月」を紹介します。
エキゾチックな自然を独り占め!4つの個性的なヴィラ
ヴィラの名でもある“後湖”とは、太平洋沿いの阿美族のひとつの集落の名。四方を山に囲まれ、冬の季節風の影響がなく、豊かな湧き水があることから、この名がついたと言われています。レストランの壁には、この地の歴史をたどる写真やヴィラのなりたちなどが掲示されていて、後湖の桃源郷を目指したオーナーの思い入れが伝わってきます。
敷地は、なんと7000坪もの広さ。周辺の山や海は言うまでもなく、敷地内に蓮池や多くの樹木を擁し、自然の生態を間近で見ることができるのが自慢。オーナーは、まず自身の住まいとなる建物から着手し、「水月湖」「空中鏡面屋」「緑鑽石」「水間玻璃屋」の4タイプのヴィラを建設。ヴィラのテーマは“理想の家”。建設に際しては、台北のインテリアデザイナーに依頼し、家でありホテルでもある民宿らしさを形にしたそう。オープンから15年、世界各国からのゲストを迎えていて、自然に包まれたこのヴィラでのひとときを“得難い体験”と評しています。
三棟が連なる「水月湖」ヴィラは、蓮池のほとりに建つ2階建ての客室。バルコニーはもちろん、大きな掃き出し窓からは、年間を通して池に浮かぶ睡蓮を眺めることができ、夏には水面からスッと立ち昇る蓮の花を愛でることができます。ダークブラウンの木材を多用した、落ち着いたインテリアが印象的です。
開放感ある屋上プールで夏を満喫!
「空中鏡面屋」も、蓮池に面していて、こちらは独立した二階建て。2面にわたる掃き出し窓で、抜群の採光があり、広々としたリビングは、ひときわ明るく開放感あふれる造り。そして、いちばんの魅力は、白い螺旋状の外階段を昇って上がる屋上に。長さ10mのスカイプールと広いデッキがあり、東海岸の自然を眺めながら涼をとる……という贅沢な体験ができます。
エメラルドグリーンの海が見えるヴィラ
庭園の石段を登った先にあるのが「緑鑽石」ヴィラ。山小屋や屋根裏部屋を彷彿とさせる斜めの天井が特徴で、耳を澄ますと聞こえてくる波の音、眺めの良いバルコニー、インフィニティ・プールを思わせる屋外プールが好評です。プールで涼みながら眺める日の出、寄せては返す波の様子、夕陽、星空……一日中、ここにいても飽きないほどの絶景が楽しめます。
おしゃれなレストラン!? 水と戯れ、癒されるヴィラ
そして別荘らしさ満点の「水間玻璃屋」ヴィラ。白を基調とした外観、2面にわたるガラス張りの壁が特徴です。70坪に及ぶ池があり、一見、おしゃれなレストランスペースかと見まがう設計。半露天風呂と長さ3.5mのプールもあり、水のリラクゼーション効果をとことん楽しめるヴィラです。
さて、あなたが気になったのは、どのタイプ? 4タイプとも特色がありすぎて、すべてを紹介できないのが残念。滞在を計画する際は、ぜひHPもチェックして、ここでしか体験できない、充実したバカンスを過ごしてください。
◆後湖水月渡假別墅(HOUHU Garden & Resort)
住所:花蓮縣豐濱鄉磯碕村7鄰後湖19號
電話:+886-933-799-557 ※オーナーの小溫(シャオウン)さん直通電話