はじめに
台湾の冬のレジャーといえば温泉。スピーディーに温まれる足湯、気軽に立ち寄れる日帰り温泉、ゆったり&のんびりできる温泉ホテルへの宿泊…その楽しみ方はいろいろです。時間が許すならば、レストランが充実したホテルを選んで、おこもりステイを決め込むのが得策。ラグジュアリーな温泉リゾートなら最高です。宜蘭方面を訪れるなら、「宜蘭力麗威斯汀度假酒店 The Westin Yilan Resort」がおすすめ。秘湯・員山温泉のお湯と美食三昧の休日を過ごせば、心からのリラックスが叶うはず!
静寂を楽しむ員山の秘湯。ウエスティンで過ごす大人の休日。
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日台の旬の素材で作る、季節感あふれる創作会席料理に舌鼓。
「宜蘭力麗威斯汀度假酒店 The Westin Yilan Resort」は、日本の禅をコンセプトにした温泉と美食が特徴で、例えば2階にあるレストラン「舞 日本料理」では、食事とお酒を堪能できる会席料理を提供。員山郷で過ごす休日の満足度をぐっと高めてくれます。台湾檜木とチーク材を用いて設計された室内は、とてもシックでエレガント。一般的な46の客席にくわえ、6〜8人、8〜10人が座れる和風の個室があり、各種会合にも対応可能です。このレストランを率いるのは、エグゼクティブ・シェフの鄭元欽氏。秋冬の新メニューは、3種のコース。日本から空輸した希少素材や厳選した台湾産の食材を使い、素材本来の持ち味を活かしつつ、料理人たちの芸術性を加えて仕上げた自信作です。
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異国で味わう日本料理。台湾らしさを見つけるのも楽しみのひとつ。
最高級コースの「白露会席料理」をご紹介しましょう。先付けは季節限定の沖縄産もずく、丹羽の黒豆、岡山の柿巻き、蟹の爪、酒の肴など5品。お造りは、口の中でとろける5種の新鮮なお刺身を。日本料理の魂といわれる煮物の碗盛は、松葉蟹のしんじょ。鯛と鱈の白身魚、卵白と長芋で作った練り物に、蟹肉のくずあんをかけた海の香り豊かな一品です。強肴は穴子の道明寺揚げ。干し穴子に餅米をまぶして揚げたもの、里芋六方、サツマイモと共に多層的な味わいが楽しめます。焼き物は、北海道産A5和牛の醤油焼き。唐辛子と白髪ネギの薬味がシンプルに調理したお肉のおいしさを引き立てます。
季節の甘味は、栗と梅のケーキ。そして季節の水菓子でさっぱりと。最高の調理技術が感動的な味覚体験をもたらすコース料理です。また、甘酸っぱい桃やカルピスのサワーの追加オーダーもおすすめ。もちろんノンアルコール飲料も選べます。
会席料理のほか、ランチとディナータイムには鍋料理もあり、日帰り温泉とのセットプランがお得です。窓の外に広がる秋色に変わった落羽松の林を眺めながら、滋味深い旬の食材で作った料理にほっこり、そして温泉で心と心をほぐす…そんな贅沢なひとときを楽しんでください。
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とろりと柔らかな美人の湯で、つるつる&すべすべの肌に。
員山温泉はまたの名を宜蘭温泉と言い、清朝の時代に発見され、日本統治時代には公共浴場や温泉旅館があったものの、時とともに知る人ぞ知る秘湯となっていた温泉。泉質はナトリウム−炭酸水素塩泉で、ややとろみのある透き通ったお湯。肌の不要な角質を優しく取り除き、つるつるの美肌にすると言われています。
内風呂で気ままに楽しむもよし、サウナや温冷浴が可能な大浴場でくつろぐもよし。
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個室風呂の休憩スペースにも、ヘヴンリーベッド®。夢見心地の湯上がりタイムを。
また、6つの個室風呂があり、それぞれに唐印、玉扇、明鏡、瓏月、銘月、玉蝶という自然にちなんだ風情ある名前がつけられています。いずれもプライベートな静かな空間で、シャワールームにはスチーム設備があるほか、キングサイズのヘヴンリーベッド®︎で、ほっと一息つくことも可能です。温泉の美学を極限まで追求し、自然を感じながらの露天風呂や静かな個室風呂での温泉浴、シェフが腕によりをかけて供する創作会席料理で満たされる時間…お疲れ気味のあなたに必要なのは、そんな贅沢な休日かもしれません。
◆宜蘭力麗威斯汀度假酒店The Westin Yilan Resort
住所:台湾宜蘭県員山鄉永同路三段268號
電話:+886-3-923-2111