
プロフィギュアスケーターの荒川静香さん(43)が、21日放送のTBS系「櫻井・有吉 THE夜会」(木曜午後10時)に出演。オリンピックに出場するつもりがなかったことを明かした。
荒川さんは2006年のトリノ五輪フィギュアスケートで金メダルを獲得。事前取材のVTRで「オリンピックで金メダル取ったからやってよかったですけど、オリンピック行くなんて思ってなかった。自分で」と打ち明けた。
当初は20歳での引退を考えていたが「この競技を締めくくるために自分が向き合うと決めたら、競技が面白く感じてきちゃって。あともう1年やりたいって言って21(歳)まで。あともう1年やりたいなと思って22」と回想。大学卒業の年に世界選手権で優勝し「これで有終の美で引退できると私自身は満足して終わるつもりだったけど、世界選手権で日本人が優勝したのが10年ぶりだった。『次のオリンピックメダル候補になるからやれ!』っていう圧が周りからあって」と苦笑した。また「『頑張ったから辞めていいんじゃない?』って1人でも言ってくれたら辞めてたと思う。誰も言ってくれなかったことが幸いした」と語った。
スタジオの荒川さんは当時について「金メダルを日本人が取ることを思い描けるような時代じゃなかった。大体は大学を卒業した年で一般企業に就職することが当たり前だったので」と話していた。