民泊清掃テクノロジースタートアップの株式会社EDEYANS(以下、イーデヤンス)は、ホテルや民泊の清掃スタッフを自動手配できるクラウド清掃管理システム「ヤンクリ」の提供を開始したことを発表した。大阪に本社を構えるイーデヤンスは、ホテルや民泊施設で発生する清掃上の課題をテクノロジーで解決するスタートアップ。
ホテルや民泊などの宿泊業界ではインバウンドの増加を背景に施設数が急増しており、清掃スタッフの人員確保が難しくなっているほか、清掃のクオリティコントロールで課題を抱える施設が多い。
「ヤンクリ」では清掃スタッフの人員不足問題や清掃品質チェックを業務テクノロジーにて簡易化・自動化しているのが特徴だ。「ヤンクリ」と連携を行うことで、宿泊施設に宿泊予約が入り次第、自動的に清掃依頼を送ることができるため、清掃依頼漏れや業務負担を大幅に軽減することができる。
また、「ヤンクリ」では清掃スタッフ向けに専用のアプリ(iOS・Android)を提供。部屋ごとに清掃上注意すべき点が表示され、清掃クオリティの高さを維持するほか、清掃スタッフの評価(5つ星)にあわせて時給が上がる仕組みを導入。
宿泊施設では清掃のクオリティが宿泊施設全体の評価を左右するほど重要になるが「ヤンクリ」の清掃スタッフ向けアプリでは、クオリティが高く維持される仕組みを取り入れることで品質を高く維持する。さらに、清掃スタッフから送付される写真でオーナーはオンライン上で清掃品質をチェックすることができ、現場での確認が不要になるのも特徴だ。
イーデヤンスは、最新のテクノロジーを活用することにより、属人的な清掃作業の標準化や研修期間の短縮化を進め、観光立国を下支えする存在として、清掃業界で発生する人材不足問題の解消を狙う。