JR九州は、4月14日と16日に熊本県や大分県で発生した地震の影響で、きょう18日も九州新幹線は博多〜鹿児島中央駅間の全区間で終日運転を見合わせることを決めた。
九州新幹線の熊本駅付近で発生した回送列車の脱線事故のほか、新玉名~熊本駅間では防音壁落下と固定ボルト浮き上がり、熊本駅の防風スクリーン、可動式ホーム柵、エスカレータの一部損傷、熊本~新八代駅間のスラブ軌道損傷、締結ボルト折損、防音壁ずれ、熊本総合車両所構内の路盤損傷が判明している。運転再開の見込みは立っていない。
また、在来線は、鹿児島本線の熊本~八代駅間、豊肥本線の熊本~豊後竹田駅間、肥薩線の八代~吉松駅間、三角線の宇土~三角駅間も終日運転を見合わせる。鹿児島本線の熊本〜荒尾駅間は、きょう午後に運転再開を予定している。
全日空(ANA)と日本航空(JAL)グループは、福岡〜鹿児島線などで臨時便の運航を決めている。
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