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日本航空(JAL)は2月12日、東京/羽田〜シンガポール線にエアバスA350-1000型機の投入を開始した。機材繰りのためで、冬スケジュール最終日の3月29日までの期間限定。羽田空港では111番〜114番スポットに4機のA350-1000型機が並ぶ一幕があった。
A350-1000型機が投入されたのは、東京/羽田〜シンガポール線1日2往復のうち、東京/羽田を午前10時55分に出発するJL37便と、その折返しとなるシンガポール午後10時25分発のJL36の1往復。通常はボーイング777-300ER型機が使用されている。
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投入初日となった12日、羽田空港ではJL37便に使用する初号機(機体記号:JA01WJ)が午前9時20分頃に113番スポットに到着。このとき、右隣の114番スポットにはロンドン行きJL43便の4号機(同:JA04WJ)、左隣の112番スポットにニューヨーク行きJL6便の9号機(同:JA09WJ)、さらに隣の111番スポットにダラス行きJL12便の2号機(同:JA02WJ)が入っており、JL43便が午前10時に出発するまでの約40分間、4機のA350-1000型機が横並びとなる珍しいシーンが見られた。
JALによると、シンガポール線への投入に合わせて4機が並ぶよう使用スポットを調整したもので、あす以降も運用状況によっては4機が共演する可能性があるという。
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JL37便は4クラス239席のうち、ファーストクラス6名、ビジネスクラス52名、エコノミークラス177名(プレミアムエコノミークラスを含む)の計235名が利用。ほぼ満席で午前11時11分に出発した。
A350-1000型機は777-300ER型機の後継となるJALの新たな国際線フラッグシップ機。JALは13機を発注しており、エアバスでの組み立てスケジュールの変更に伴って引き渡しが延期となっている7号機(機体記号:JA07WJ)を除く、初号機から9号機までの計8機を受領済み。現在は東京/羽田〜ニューヨーク・ダラス・ロンドン・シンガポール線の4路線に投入している。このほか、5月1日から東京/羽田〜パリ線、夏スケジュール中に東京/羽田〜ロサンゼルス線にも投入される見通し。
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[caption id="attachment_329490" align="alignnone" width="900"] ▲A350-1000型機が投入されたシンガポール行きのJL37便[/caption]
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