高松~小豆島・草壁間を運航する内海フェリーは、2021年3月11日から一般旅客定期航路事業を休止する旨の届出を、国土交通省四国運輸局に提出した。
高松~小豆島間の航路は、8月の時点で、小豆島フェリー、国際両備フェリー、内海フェリー、ジャンボフェリーの4社によって運航されていたが、内海フェリーの経営難を発端に、8月31日付けで国際両備フェリーが内海フェリーの全株式を取得した。
資本・経営を引き継いだ国際両備フェリーは、赤字脱却ができない高松~草壁航路の継続は難しく、人口減少が進む小豆島の航路は再編が不可避だなどとして、フェリー航路を高松~池田間に集約する方針を示している。一方で、高速艇のみでも航路復活をとの要望が小豆島町からあることから、今後も協議を続ける姿勢をみせている。