読売旅行は、10月中旬に催行した関西発の北海道ツアーの参加者から、10月22日夕方までに合計12人の新型コロナウイルスの感染者が確認されたと発表した。
参加者に記入・提出を求めている「健康チェックシート」で参加者のうち1名が、「咳、のどの痛み、息苦しさ、胸の痛み等の呼吸器症状や味覚障害はございますか?」という項目に、「はい」のチェックをつけていたにも関わらず、添乗員が見落としていた。添乗員マニュアルではツアーの参加を見合わせてもらうこととしていた。
感染が確認された12名は軽症か無症状だという。17名が陰性で、検査結果が判明していないのは12名。
読売旅行では、保健当局から集団感染に当たるかどうかの判断は示されていませんが、ツアーの期間中にまとまった感染があったと考えざるを得ないとしており、「ツアー参加者に感染が広がっていることが判明し、改めておわび申し上げます。弊社のツアーを温かく迎えてくださった北海道民の皆さまにもご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。安心安全の旅をお届けできるよう、全従業員が努力して参ります」とコメントしている。