駐日ネパール大使館とネパール航空、ネパール観光局は9月2日、ネパール航空の大阪/関西〜カトマンズ線の再開を記念してセミナーを東京都内で開催した。
日本とネパールは、1956年に国交を樹立。2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されるほか、ネパール観光年でもある。冒頭に挨拶した鈴木憲和外務大臣政務官は、「成田空港とカトマンズ間の直行便の就航を期待する」と述べた。2018年6月に開催された両国の当局間協議で、ネパールの航空会社は羽田空港を除く日本国内全地点に乗り入れが可能となった。
ネパール航空は8月29日より、大阪/関西〜カトマンズ線を週3便で開設。機材はビジネスクラス18席、エコノミークラス256席の計274席を配置した、エアバスA330-200型機を使用している。ネパール航空による関西国際空港への就航は、2006年冬スケジュール以来、12年ぶり。当初は昨年秋の就航を予定していたものの、度々計画を延期していた。
9月と10月には、東京/成田〜カトマンズ線でチャーター便を運航する計画。ネパールのお祭り「ダサイン」期間に合わせて、在日ネパール人を主な対象として運航する。
カトマンズはネパールの首都。ネパールにはブッダ生誕の地とされるルンビニを含めた4つの世界遺産があるほか、世界最高峰のエベレストをはじめとするヒマラヤ山脈があり、観光での人気が高い。