2021年6月20日に群馬県の「道の駅おおた」でクラシックカーとスーパーカーが展示されるイベント、サンブレフェスタが開催された。クルマ好きなら目移りしてしまう展示車ばかりだったが、今回の目玉は1970年代に活躍したF1の6輪タイレル(ティレルP34)。これがアルミ製のレプリカだというのだから驚きなのだ!
イベント「道の駅おおた」サンブレフェスタに6輪タイレルのレプリカが登場
関東地方で梅雨入りしたばかりの6月20日、梅雨空はどこへ?というくらいの晴天に恵まれた群馬県太田市。この日、道の駅おおたを舞台にクラシックカーとスーパーカーが展示されるイベント「道の駅おおた」サンブレフェスタが開催された。
ティレルP34最大の特徴であるフロント4輪のサスペンションも再現。完全な手作りだが、今の仕様は暫定的なもので将来的に変更されるかもしれないとのこと。オリジナルでは10インチの小径ホイールが採用されたが、レプリカを製作するために選ばれたのは旧ミニ用のハブだとか。タイヤはイギリス・エイボン社のものが手に入ったようだ。サスペンションは
もちろんコクピットも再現されているがバイク用のエンジンを搭載する都合上、メーターなどは市販車のものを流用している。そのため本物とは若干風情が異なるものの、アルミを叩いて成型したシートなどは圧巻の出来栄えだ。
市販車のパーツを流用したのはリヤのサスペンションも同様。それなのにインボード式ディスクブレーキを再現するなど、試行錯誤の繰り返しだったろうことは想像に難くない。この完成度の高さは称賛に値するだろう。
また、1976年から1977年にかけて何度か仕様変更されたティレルP34らしく、形状の異なるカウルも製作中。今後の進化が楽しみだ。
6輪タイレル以外の展示車も見どころ満載だった。ここからは写真で当日の模様をお伝えしよう。