欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したトヨタ・ヤリス。コンパクトカーのライバルひしめく欧州で認められたわけだが、そのヤリス、期待どおり欧州で売れているだろうか?
2021年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーは、トヨタ・ヤリスが獲得した。日本車としては、2011年の日産リーフ以来、トヨタとしては、2005年の2代目プリウス以来、ヤリスとしては2000年の初代ヤリス以来の快挙である。その前は1993年の日産マイクラ(マーチ)が受賞したのが日本車初である。
さて、このヤリス、欧州で順調に売れているだろうか?
答えを先に言っておくと、順調に売れている!
グラフは2021年第一四半期のコンパクトカークラス欧州販売台数だ。2021年と2020年の第一四半期を載せている。
2021年1-3月
■TOYOTA
ヤリス:5万8944台
RAV4:4万1014台
カローラ(HB/ツーリングスポーツ):3万2312台
C-HR:2万8799台
カローラ・セダン:2万6976台
AYGO:2万2390台
ハイラックス:1万3098台
Other models:1万2268台
ランドクルーザー:1万246台
カムリ:8466台
プロエース(PROACE):7670台
プリウス:3150台
ハイランダー:1385台
スープラ:390台
MIRAI:129台
■LEXUS
NX:5203台
RX:4265台
UX:4008台
ES:2013台
CT:983台
LX:883台
IS:398台
GX:290台
LC:156台
LS:35台
RC:19台
となる。つまり、ヤリスは欧州でももっもと売れているトヨタ車なのだ。