1月8日、JAIA(日本自動車輸入組合)は、2020年12月期の外国メーカー車(乗用車)新規登録台数を発表した。
前年同月を18.5%下回るもメルセデス・ベンツが6251台で首位ブランドをキープ
最も新規登録台数の多かったブランドはメルセデス・ベンツで、前年同月を18.5%下回ったものの6251台を記録。登録台数トップ10ブランドは下記のとおりで、このうちの5ブランドが前年同月比を上回った。とくにプジョーやシトロエンは前年同月比を大きく上回ったのが目を引き、昨年の新車攻勢が奏功したことをうかがわせる。
●2020年12月期・輸入乗用車(外国ブランド)新規登録台数トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(6251台/81.5%)
第2位:BMW(4128台/87.6%)
第3位:フォルクスワーゲン(2759台/69.4%)
第4位:アウディ(2642台/96.6%)
第5位:MINI(2333台/118.5%)
第6位:ボルボ(1805台/83.0%)
第7位:ジープ(1340台/118.3%)
第8位:プジョー(1197台/150.9%)
第9位:ポルシェ(1089台/101.3%)
第10位:シトロエン(794台/207.3%)
※パーセンテージは前年同月比
トップ10以下のブランドでは、フィアット(743台/前年同月比153.3%)やランドローバー(677台/同117.3%)、アバルト(381台/同170.1%)、アルファロメオ(276台/同122.7%)、フェラーリ(95台/同114.5%)、DS(117台/同180.0%)、ベントレー(72台/同112.5%)などが前年同月を上回る実績を残した。
2020年通年では全体で25万4404台。前年実績を14.7%下回る
2020年は輸入乗用車(外国ブランド)全体で25万4404台が新規登録された。この台数は2019年の29万8378台を14.7%下回るもので、新型コロナウイルスの感染拡大が少なからず影響を及ぼしていることが推測できる。2020年の通年の登録台数トップ10ブランドは下記のとおりで、トップ10ブランドの中ではジープ、プジョー、ポルシェが前年実績を上回った。
●2020年輸入乗用車(外国ブランド)新規登録台数トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(5万6999台/85.7%)
第2位:フォルクスワーゲン(3万6574台/78.2%)
第3位:BMW(3万5712台/76.3%)
第4位:アウディ(2万2304台/92.1%)
第5位:MINI(2万196台/84.8%)
第6位:ボルボ(1万5547台/83.7%)
第7位:ジープ(1万3562台/101.6%)
第8位:プジョー(1万752台/101.2%)
第9位:ポルシェ(7284台/101.3%)
第10位:ルノー(5963台/87.7%)
※パーセンテージは前年比
トップ10以下のブランドでは、シトロエン(5028台/前年比122.2%)やフェラーリ(1085台/同124.7%)、DS(908台/同100.4%)、ロータス(275台/同135.5%)などが前年実績を上回った。