日本全国津々浦々で、神出鬼没はなはだしい移動オービス! 高速道路での取り締まりは危険極まりないことは、さんざん、当コーナーでも主張してきたが、なんと最近、トンネルの出入り口、そしてトンネル内という、これもまた危険なポイントでの取り締まり目撃例が多発しているが、一体、どういうつもりなんですかね?
生活道路の安全管理もお忘れなく!
トンネル内、あるいは出入口における移動オービスによる取り締まりは、何も今に始まったことではない。そもそも、今を去ること1年半前に、移動オービス大好きな愛知県警が、名古屋高速道路2号東山線の東山トンネル内で取り締まりを始めたのだが、それ以降は首都高速都心環状線飯倉トンネル(外回り)、静岡県の山中城1号トンネル出口(国道1号線)など、数カ所での目撃例を確認したのみだったのだ。
ところが、今年に入って、岐阜県の船伏山トンネル入り口、三重県紀宝町の紀宝トンネル、さらには首都高東京港トンネル等々、全国から頻繁に、目撃情報が舞い込んできているのだ。まさか、「高速道路(自動車専用道路)」の次の穴場が「トンネル」だとでもいうのだろうか。
ご存知のとおり、トンネルというのは一般に道幅も狭く、視界も悪い危険ポイント。入口ならともかく、途中や出口にいきなり移動オービスが現れたとしたら、フツーのドライバーにはまず、冷静に対処することなどできないだろう。例え制限速度を超過していなくても、急ブレーキを踏んだり、とっさにカメラの画角から逃れようと無意識にハンドルを切ったり、最悪、事故につながる可能性が高いことは言うまでもない。もちろん、危険であることがゆえに危険な事故につながりやすいスピード違反を取り締まるという意図はわからないでもないが、それなら、入り口で注意を喚起すれば済む話。高速道路も同様、「危険だから取り締まる」のではなく、「捕まえやすいから取り締まる」ととられてもしょうがないのではないだろうか?
何度も言うが、「移動オービス」は高齢者と子供などの、いわゆる「交通弱者」を守るために、生活道路を中心とする取り締まりに使うはずではなかったんですかね??
というわけで、参考までに現時点で当情報局が入手した目撃例の一部を掲載しておくので、くれぐれも不当な取り締まりに遭わないように、安全運転に努めてほしい。