クルマでの長距離移動が多くなる年末年始の帰省&行楽。となれば、ETC割引を使っておトクに移動したくなるもの。休日割引や深夜割引なら30%もの割引に! どうすれば割引が適用になるかしっかり覚えておこう!
ETCの主な割引は、休日割引と深夜割引のふたつ。まず、多くの人が利用するであろう休日割引について、2019年〜2020年の年末年始(12月28日〜1月5日)の休日割引適用日を見てみよう。
2019-2020年は最大5日連続で30%の休日割引が適用!
2019-2020年 休日割引適用日
12月28日(土)〜12月29日(日)
1月1日(水)〜1月5日(日)
昨年度(2018-2019年)は、1月1日〜1月3日と1月5日〜6日というように年始の休日割引適用日が分断されていたが、今年は1日〜5日まで5日連続で適用。なのでスケジュールの調整もやりやすいハズだ。
ちなみに今年の渋滞ピーク予測は……?
渋滞予測発表をPDFにまとめたものがこちら。土日祝日に地方部の高速道路が30%割引になるETC休日割引
そもそもETCの休日割引とは何か? これは、普通車、軽自動車等(二輪車)を対象に、土日祝日と、1月2日・3日の地方部の高速道路が30%割引になるというものだ。
ただし、割引の対象道路には注意が必要。NEXCO東日本/中日本/西日本が管理する地方部の高速道路及び、イヤ技研道路公社の仙台松島道路が対象となっているが、東京・大阪近郊は対象外となっている。
注意! ETC休日割引対象外の東京・大阪近郊区間
■東京近郊
東北道(川口JCT〜加須)
常磐道(三郷〜谷田部)
関越道(練馬~東松山)
東関東道(湾岸市川~成田)
新空港道
東京外環道
東名高速(東京~厚木)
新東名高速(海老名南JCT~厚木南)
中央道(高井戸~八王子)
京葉道路
第三京浜道路
横浜新道
横浜横須賀道路
圏央道(茅ヶ崎JCT ~久喜白岡JCT )
新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)※
※藤沢ICから茅ヶ崎JCT間と圏央道を連続走行する場合、休日割引の対象外。
■大阪近郊
名神高速(大津~西宮)
新名神高速(城陽~八幡京田辺JCT、高槻JCT~川西)
中国道(中国吹田~西宮北)
近畿道(吹田~松原)
阪和道(松原~岸和田和泉)
西名阪道(天理~松原)
京滋バイパス(瀬田東~久御山淀)
第二京阪道路(巨椋池~門真JCT)
堺泉北道路
南阪奈道路
(注)上記区間のほか、第二神明道路、沖縄道、関門トンネルも休日割引の対象外。
上記の区間はETC休日割引の対象外となるので注意。
割引の対象走行と対象外走行とは?
割引対象になるのは、「普通車」または「軽自動車等」に該当する車両で、ETCが整備されている入り口インターチェンジを、ETC無線通信により走行すること。土日祝日に割引対象道路を走行すれば割引が適用される。
■割引対象走行
・地方部区間のみ走行
入:土日祝〜出:土日祝
入:平日〜出:土日祝
入:土日祝〜出:平日
入:平日〜(土日祝の間に対象区間を走行)出:平日
・東京・大阪近郊区間を含む走行
入:平日〜近郊区間〜出:土日祝・対象区間
●割引対象にならない場合
平日のみ走行した場合
土日祝であっても東京・大阪近郊区間のみ走行した場合
つまり、土日祝に対象の区間を走っていればいいというわけだ。
休日割引がムリなら深夜割引を狙う!
とはいえ、スケジュールの都合上、12月30日、31日に移動せざるを得ない! というひとも居るはず。そうした場合、休日割引と同じく30%割引となるETC深夜割引を利用しよう。
これは、すべての車種で土日祝関係なく毎日0時から4時の間に、割引対象道路をETC無線通信により走行すれば対象となる。休日割引は東京・大阪近郊区間は割引対象外だったが、深夜割引はすべての区間が対象だ。(ただし、京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は割引の対象外)
0時から4時の間に出入り口のどちらかだけでも通過すればOKだし、入口通過が0時前、出口通過が4時過ぎであっても、0時から4時の期間を通過していれば割引適用になる。
スケジュールを上手く調整して、おトクに年末年始の移動をしよう!