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東京モーターショー2019の会場で一気にまたがった報告の最後は、スクーターとトライクだ。しかもスクーターは新進気鋭の電動バイク「niu」とベスパ。トライクはカナダのメーカー「CAN-AM」。どちらも今、最も注目したい新たな乗り物。低身長・短足なオッサンにも乗れるのだろうか?
PHOTO:星野耕作(HOSHINO Kosaku)
niu・U Pro
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niuは中国メーカーだが、バッテリーは日本製だったりモーターがボッシュ製だったりと、アッセンブリーメーカー的な存在。U Proは定格出力500wで原付1種に該当する。シート高は発表されていないが寸法は全長×全幅×全高が1685mm×700mm×1020mm。コンパクトなボディに12インチタイヤ仕様。両足同時でもカカトまでベッタリと着地したぞ。
niu・N GT
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N GTは定格出力1000wで最高速が70km/hに達する125cc換算の原付2種モデル。こちらもシート高は発表されてなく、全長×全幅×全高は1815mm×725mm×1185mmのサイズ。両足同時だとカカトが浮いてしまうが、ちょっとだけ片側に寄れば片足はベッタリ着地する。原付2種スクーターとして一般的なサイズ感と足つき性と言っていいだろう。
niu・M+Sport
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niu最後は定格出力800wで90cc以下の黄色ナンバーに該当するM+Sport。こちらもシート高は発表されてなく、全長×全幅×全高は1728mm×661mm×1131mmという寸法。N GTと比べてコンパクトな印象だ。またがってみると両足同時でもベッタリと着地。何も不安は感じない。ちなみにniuは全車に回生ブレーキが装備されるので、一般的な電動バイクより航続距離が長いのが特徴だ。
ベスパ・プリマベーラS125
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ベスパブースには2台が展示されていた。そのうちプリマベーラS125にまたがってみたのだが、よくよく見ればスタンドを使ってリヤタイヤが浮いている。これでは正確な足つき性を判定するのは難しいので参考までに。シート高は790mmだが、150と共通ボディのため意外にボリュームがある。そのため足が開いてしまうから、足つき性が良いとは言い難い。おそらくスタンドを払っても爪先立ちになるだろう。起き上がったポジションになるので不安感は少ない。
can-am・RYKER
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can-amのRYKERはBRPというスノーモービルなどを製造するカナダのメーカーが発売しているトライクだ。ロータックス製の並列2気筒600ccと並列3気筒900cc、2種類のエンジンが選べる。ボディは共通で全長×全幅×全高は2352mm×1509mm×1062mm。シート高は未発表ながら、両足同時でもカカトまでベッタリ着地して膝を曲げられるくらい余裕がある。前2輪・後1輪の3輪トライクだから倒れる心配は無用。ヘルメット着用が推奨されている。トランスミッションはCVTでリバースも付いているから安心して乗れそうだ。