10月4日、三菱自動車は岡山県、倉敷市、総社市とそれぞれ災害時協力協定を締結したことを発表した。
「DENDOコミュニティサポートプログラム」を強力に推進
この協定は、災害発生時に三菱自動車製の電動車を速やかに提供できる体制づくりを全国で目指す「DENDOコミュニティサポートプログラム」の一環として、主力工場のひとつである水島製作所が立地する岡山県においても災害時の協力体制を強化するもの。同日、同社の加藤隆雄CEOが、伊原木隆太岡山県知事や伊東香織倉敷市長、片岡聡一総社市長をそれぞれ表敬訪問し、協定書に調印した。
災害時協力協定の締結は、災害発生時に改めて自治体と必要事項を確認する時間的ロスをなくし、給電等に活用できるプラグインハイブリッド電気自動車「アウトランダーPHEV」などの電動車をタイムリーに被災地・避難所等へ届けることを目的としている。同社は京都府や静岡県、札幌市と既に協定を結んでおり、2022年度までに全国の自治体と締結することを目指す。
岡山県などに大きな被害をもたらした2018年7月の西日本豪雨など、自然災害による被害は近年広域化し、規模も深刻さを増している。加藤CEOは「当社の製品が少しでもお役に立ち、自然災害などによる社会不安を和らげ、地域の皆様の安全・安心に寄与するため、2022年度を目標として、全国の自治体と災害時協力協定を締結する『DENDOコミュニティサポートプログラム』を強力に推進してまいります」とコメントを発表した。