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ランボルギーニは6月4日、ウラカン・エボをベースに悪路での走破性を高めたコンセプトモデル「ウラカン・ステラート」を発表した。
ウルスで実証した悪路走破性のノウハウをウラカン・エボに活用
まずは、ランボルギーニのチーフ・テクニカル・オフィサー、マウリツィオ・レッジャーニ氏のコメントから。
「ウラカン・ステラートは、ランボルギーニの未来を形作ることへのコミットメントを示すものです。オフロード機能を備えたこのスーパースポーツカーはウラカンの多様性を示すとともに、ドライビングエモーションやパフォーマンスのベンチマークへの扉を開きます。ランボルギーニの研究開発および設計チームは絶えず新たな機会を模索し、ランボルギーニのブランドヘリテージに触発されながら、可能性に挑戦。当社のDNAのコア特性として予想外の結果をもたらしています」
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ウラカン・ステラートは、ランボルギー二の最新10気筒モデルであるウラカン・エボがベース。SUVのウルスで実証されたオフローダーとしてのノウハウを注入している。最低地上高は47mm高められ、アプローチアングルを1%、ディパーチャーアングルを6.5%向上させ、悪路での走破性を高めているのが特徴だ。
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スタイリングはクロスオーバーモデルを実感させるものだ。フェンダーにワイドなホイールアーチを追加したほか、ボディの前後にはスキッドプレートを装着し、圧倒的な存在感を放つ。さらに、フロントエンドとルーフ先端に追加されたLEDライトも手伝って、そのルックスはかつてWRCなどに参戦していたグループBのラリーマシンを想起させる。
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キャビンには軽量なチタン製ロールケージやアルミ製フロアパネル、カーボンシェルを用いた4点式シートベルト仕様のスポーツシートが搭載され、スポーティなオフローダーとしてこのコンセプトモデルのキャラクターが反映されている。
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ベースとなったウラカン・エボには4WDの駆動方式はもとより、4輪操舵システムやトルクベクタリングを採用しており、さらにそれらを統合制御する「LDVI(ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ)」が搭載されている。このセッティングをウラカン・ステラート用に最適化すれば、オフロードでも卓越したパフォーマンスが引き出せるに違いない。市販化された暁には、大きな話題を呼びそうなコンセプトモデルと言えそうだ。
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