カーナビを購入する際にメーカーのホームページやカタログを見ていて、聞いたことがなかったり、意味がよく分からない言葉に出くわすことも多いはず。そこで今回は比較的使われることが多いカーナビ用語をふだんカー用品に興味のない方にもわかりやすく解説。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
AV一体型ナビ
1つのボディにオーディオやテレビなどAV機能も搭載したカーナビで、現在の主流となっているスタイル。純正オーディオからの交換ではカーナビを手に入れると同時にオーディオのグレードアップが図れ、テレビやDVDなども見られるようになる。
PND
ポータブルナビゲーションデバイス(Portable Navigation Device)の略で、ポータブル型のカーナビをこのように呼ぶ場合がある。海外メーカー製品に多く見られる廉価モデルが目立つが、パナソニックのゴリラなど高性能を追求したモデルもある。
2DINサイズ
DINとはドイツの工業規格で、1DINであれば180mm(横幅)×50mm(高さ)、2DINであれば1DINを縦に2つ重ねた180mm×100mmとなる。多くの国産車では2DINのカーナビ取り付けスペースを用意しており、市販ナビのほとんどはジャストフィットするよう装着できる。
200mmワイドサイズ
トヨタ車、日産車、ダイハツ車、一部のスバル車などで採用され、2DINの左右幅を20mm広げたサイズ。横幅が広いぶん操作性の良い大型ボタンやダイヤルを配置できる。なお、200mmワイドサイズに2DINボディを取り付ける場合は左右に10mmのスペーサーを装着する。
フローティング型ディスプレイ
ディスプレイ部分が浮き上がって見える構造で、本体と接続されたアームにディスプレイユニットが取り付けられている。本体が2DINサイズでも大型画面を実現でき、パナソニックのストラーダFシリーズやアルパインのフローティング・ビッグXで採用している。
みちびき
日本の上空に滞空している準天頂衛星。カーナビはアメリカのGPSからの電波を受信して自車位置を割り出すが、みちびきからの電波も合わせて受信することにより精度が向上する。みちびき対応ナビはビル街や山間部などでより正確な自車位置表示が可能となるのだ。