旧型オービスとHシステム撤去の流れの中で、何故か、今や固定式オービスの主力とも言えるLHシステムが、撤去! 果たしてその理由は?
☆撤去オービスDATA
1.
場所:栃木県矢板市木幡156
道路:国道4号線
方向:下り
キロポスト:-
種類:LHシステム
速度測定方式:ループコイル式
制限速度:60km/h
2.
場所:栃木県矢板市片岡468
道路:国道4号線
方向:上り
キロポスト:-
種類:LHシステム
速度測定方式:ループコイル式
制限速度:60km/h
警察によるオービス撤去の嵐は、耐用限界の旧型のループコイル&レーダー式と、三菱電機の撤退により、いずれメンテナンスに支障をきたすHシステムを中心に、着々と進んでいるが、今回、撤去されたのは、なんと、固定式オービスのエースとも言えるLHシステム。昨年、四国は徳島県で、初期モデルと思われるLHが撤去された例はあるが、量産モデルでは、ここ数年で初めてのケースと言っても過言ではない。
が、ここのLHは全国的にあまり例のない、1本のポール&ブリッジで両方向を同時に取り締まるタイプ。もちろん、警察の固定式オービスでの速度取締の全面的な見直しにより、必要性が疑問視された、というのも撤去理由のひとつだとは思うが、同時に、設置位置の反対側の車線を走るクルマにとっては、「ある程度近づくまで気がつかない=急ブレーキの多発につながる」という危険性も取りざたされたのではないだろうか。実際に予告看板の見つけにくい夜間は特に、危険極まりないというのは事実だ。もしかして、追突事故が多発したのだろうか。
となると、兵庫県の国道2号線、岐阜県の国道41号線、国道156号線など数カ所のLHも同じタイプだけに、撤去対象に入っている可能性もある。その去就に注目だ。