市販の最新カーナビはコストパフォーマンス抜群。ナビとオーディオの機能が同時に手に入るAV一体型でも、なんと4万円台から手に入る! あまり予算はかけられないけど、自分の使い方にピタリと合った高性能カーナビがほしいという人は、ぜひこの記事を参考にしてほしい。今回はケンウッド、クラリオン、アルパインのベーシック機について解説。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
ケンウッド 彩速ナビ MDV-L405W/MDV-L405……オープン価格
クラストップレベルのハイレスポンスを達成
彩速ナビの「彩」はディスプレイの美しさ、「速」はスピーディな動きをイメージした言葉。これはシリーズ最廉価となるMDV-L405W/MDV-L405についても変わらない。特に驚かされるのはクラストップレベルと言い切れるハイレスポンスで、デュアルコアCPUや独自の圧縮技術であるS3フォーマットを投入。地図スクロールやスケール切り替えはスムーズかつ速く、メニュー画面の切り替えも素早い。ストレスのない使い心地を生んでいる。
ナビ機能は上級機譲りで、分岐点までの距離をカウントダウンで知らせるここです案内や、走行ルートをコマ図で確認できる案内先読みガイド、高速道路の逆送をリアルタイムで知らせる逆送警告などを搭載。専用ドライブレコーダーの接続にも対応している。
搭載AVソースはDVD、ワンセグ、USB、SD、CDなど豊富。CDからSDへの録音も可能だ。
■商品名:ケンウッド 彩速ナビ MDV-L405W/MDV-L405■ケンウッド公式ウェブサイト
■ディスプレイ:7型WVGA
■タッチパネル:感圧式
■メモリー:SSD 8GB
■パワーアンプ出力:50W×4(最大)
■問い合わせ:JVCケンウッド
■電話:0120-2727-87
クラリオン NX617W/NX617……オープン価格
スマホを介して音声でナビ機能を操作
Googleの持つ技術を活用した独自の音声コントロール機能・Intelligent Voiceを搭載。専用アプリをインストールしたスマホ(iPhone/Android)を介して同社のサーバーへとアクセスするクラウド型のシステムとなる。対応する操作は目的地検索やハンズフリー通話、音楽再生などで、Androidスマホの場合にはメールの送信なども行える。対話式であいまいな言葉も認識してくれるので使い方をあらかじめ覚える必要もない。
ナビ機能には写真で観光スポットが探せるピクチャービューや1文字の入力だけでも目的地が探せる名称予測変換、ガソリン代を節約できる省エネルート探索などを搭載。
楽しめるAVソースはDVD、CD、USB、SD、Bluetoothなど豊富で、地デジは12セグ&ワンセグに対応している。CDからSDへの録音を行えるミュージックキャッチャーも搭載。
クラリオンはロークラスのラインアップを持たないため機能は充実しているが、価格は実勢で7万円程度とやや高めだ。
■商品名:クラリオン NX617W/NX617■クラリオン公式ウェブサイト
■ディスプレイ:7型WVGA
■タッチパネル:感圧式
■メモリー:SD 16GB
■パワーアンプ出力:47W×4(最大)
■問い合わせ:クラリオン
■電話:0120-112-140
アルパイン 7WZシリーズ……オープン価格
小技の効いた車種専用設計
アルパインのカーナビはすべて車種専用設計。上の写真のようにナビが起動すると同時にフロントマスクをイメージしたイラストと車名ロゴのアニメーションを表示。また、車内の音響特性に合わせたサウンドチューニングデータやバックカメラ(オプション)使用時に表示されるカメラガイド線のチューニングデータ、車両サイズに合った駐車場を検索できる車両情報のチューニングデータなどが収録されている。
ナビ機能には音声コントロールのボイスタッチを搭載。ハンドルから手を離すことなく、声で周辺検索や接続カメラ映像への表示切替など36種類の操作ができる。
楽しめるAVソースはDVD、地デジ、CD、SD、USB、Bluetoothなど数多くそろっており、後席モニター・リアビジョンシリーズのコントロール機能も備えている。
アルパインの場合、機能面は上級機とほぼ差が無いため実勢価格は10万円を超えるなど高めだ。
■商品名:アルパイン 7WZシリーズ(対応車種によって型番が異なる)■アルパイン公式ウェブサイト
■ディスプレイ:7型WVGA
■タッチパネル:静電式
■メモリー:非公開
■パワーアンプ出力:50W×4(最大)
■問い合わせ:アルパイン
■電話:0570-006636
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