ポルシェ初のEVとして注目されるミッションEの正式名称が「タイカン」に決定した。ポルシェの新時代を切り拓くニューモデルの登場は来年に迫っている。
ポルシェ初の純EVとなるコンセプトモデル、ミッションEの名前がタイカン(Taycan)に決定したことが、ポルシェスポーツカー70周年のセレモニーでサプライズ発表された。タイカンは生気あふれる若馬という意味でエンブレムの跳ね馬に由来しているという。
来年からの生産が予定されるタイカンは、600psを超えるシステム最高出力を誇り、0→100km/h加速は3.5秒以下、0→200km/h加速は12秒以下という。それでいて航続距離は500km(NEDC=新欧州ドライビングサイクル)に達するという。
ポルシェは今後2022年に向けて60億ユーロ(約7700億円)を超える電動化車両への投資を計画しており、生産の行われるツッフェンハウゼンでは工場が急ピッチで建設中という。日本への導入は2020年が予定されている。800Vもの急速充電についても導入が期待される。