
<ヤクルト1-3阪神>◇22日◇神宮
ヤクルトが阪神に延長戦で競り負け、借金22となった。
延長10回。石山が1死満塁から熊谷に決勝の2点中前打を浴びた。
村上宗隆内野手(25)の先制9号ソロで先手を取った。4回1死、阪神高橋の高め142キロツーシームを捉え、左中間席に運んだ。逆方向ながら、球団計測で打球速度は179キロと規格外の広角打法だった。
ただ、その村上の適時失策で同点に追い付かれた。5回1死三塁、三塁手の村上が強烈なゴロをトンネルで後逸。試合は振り出しに戻り、最終盤までもつれた。
投げては先発高梨裕稔投手(34)が6回5安打1失点(自責0)と好投した。以降は大西、荘司、星が9回まで1失点で耐えたが、延長戦で首位阪神の勝負強さにのみこまれた。