日本ハネウェルの複合ガス検知器マイクロクリップシリーズが、第三者認証機関である産業安全技術協会よりTIIS規格(本質安全防爆)を取得した。
石油精製、化学合成プラントなどでは、可燃性ガスや可燃性液体の蒸気が空気と混合した状態で、電気火花や高温度の物体などの点火源に触れることで、爆発や火災が起きる可能性があり、ガスの状況を安全に監視することが求められている。また、そのような危険な場所では、使用する計測機器にも爆発を防止する構造が求められるため、4種類(酸素・一酸化炭素・硫化水素・可燃性ガス)のガスを監視できるマイクロクリップシリーズを今回日本国内の本質安全防爆規格に対応した。
世界で最も人気があり、海外の防爆規格は取得していたガス検知器マイクロクリップシリーズは、防水機能で業界初めてのIP68に対応する複合ガス検知器であると共に、警報により酸欠・中毒による人身事故などの防止を行うなど、あらゆる苛酷な環境下に於いても作業者の安全を確保する。
マイクロクリップの特長
・水素、アセチレン、その他の可燃性ガスのLEL検知
・-20℃までの環境温度で、 最短12時間の稼働保証
・着用時重みで押し下がることがない人間工学に基づく設計
・リアルタイムにガス濃度を液晶画面に表示
・標準でデータログ機能とイベントログ機能を搭載(データー出力はオプション品が必要)
・取得しているIP68等級は、塵埃と水に対して最大の保護を確保。防水は深さ1.2mで45分まで
・ワンボタン操作、直感的な液晶画面アイコンにより、使い勝手が良く、ヒューマンエラーを防ぐ操作性
・船舶のABS認証取得品
・自主校正可能(オプションで校正ガス及びレギュレーターが必要)
マイクロクリップX3の特長
・5年の想定寿命設計、メーカー保証は3年間保証
・5年間一貫して作動する全く新しい酸素センサー。検知器の寿命の間でのセンサー交換経費が不要
・最小限のメンテナンスと最大限の利用可能時間によって、優れたコストパフォーマンスを発揮
希望小売価格は、マイクロクリップXLが71,400円、マイクロクリップX3が81,000円。