ハーレーダビッドソン2018モデルの中でもひときわ注目を集めているのが、従来の「ダイナ」と「ソフテイル」という2大ブランドを統合して新たに誕生した、新型ソフテイルファミリーである。先日スペインで開催された海外試乗会から、迫力のドラッグスタイルと豪快な走りが魅力のモデル、BREAKOUT の乗り味を解説していこう。(REPORT:佐川健太郎)
新型ソフテイル「FATBOB」【ハーレーダビッドソン試乗レポートVol.1】新型ソフテイル「ヘリティジ クラシック」【ハーレーダビッドソン試乗レポートVol.2】新型ソフテイル「BREAKOUT」【ハーレーダビッドソン試乗レポートVol.3】細タイヤの正統派チョッパー
エンジンは1745ccのミルウォーキーエイト107
一人乗り専用の優越感
平に伸ばせばグリップがある高めのハンドルや、前すぎないミッドコントロールのステップなど、アメリカンクルーザーらしい自然なライポジだ。
ライザーに埋め込まれたデジタルメーターや小さなテールランプ、一人乗りに割り切ったソロシートなど必要最小限に徹したシンプルさが気持ちいい。逆に言えば素材として自分好みにカスタムしていく楽しみも広がるわけだ。ハーレーが主役のかつての名画「イージーライダー」を彷彿させるどこか懐かしいスタイリングは眺めているだけで気分が良く、シンプルが故に飽きが来ない。長く付き合っていけそうな相棒だ。