曙ブレーキ工業は、スウェーデンボルボ社(Volvo Car Corporation)の高性能ブランドポールスター社より発売される新型高性能クーペ「ポールスター1」に、曙ブレーキ工業製フロント6ポットキャリパーおよびブレーキパッドが採用されたと発表した。
今回ポールスター1に採用されたディスクブレーキキャリパーは、高級車・高性能車向けに開発した6ポットアルミ製モノブロック対向ピストン型キャリパーで、高性能パッドと併せて、高速、高負荷、高温制動時のブレーキ性能と、高価格車としての快適性といった特性を実現している。
曙ブレーキの代表取締役社長の信元久隆は次のように述べている。
「新型車ポールスター1の発表の際、4つのアピールポイントのひとつとして当社製品が紹介されたことを非常に誇りに感じます。ポールスター社からの期待に応えるべく高性能、高品質な製品を供給することに全力を尽くします」
曙ブレーキグループ(akebono)は1929年の創業以来「安全」・「安心」を提供するグローバルなブレーキ専業メーカーとして社会に貢献している。ブレーキ製品の中でもディスクブレーキパッドのシェアは日本で約46%を占めている。
また、自動二輪から、フォークリフトやクレーンなどの産業機械、鉄道車両にまで事業領域を拡大しており、そのひとつとして日本が誇る新幹線にブレーキシステムを供給し、約半数のシェアを獲得している。さらに2007年より、自動車レースの最高峰であるF1の名門マクラーレンチームにブレーキシステムを供給している。