
<明治安田J1:浦和2-1横浜FC>◇1日◇第19節◇埼玉ス
浦和レッズがスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソン(30)の2ゴールで、横浜FC戦に2-1の逆転勝ちを収めた。
1点を追う後半8分、右からDF石原広教がゴール前へ送ったグラウンダーボールに滑り込み、左足で合わせた。相手GK市川暉記の体に当てながらも、インゴールへ転がり同点となった。
さらに後半38分、左CKを起点にチアゴ・サンタナのシュートが右ポストに当たり、ゴール前へこぼれた。すかさず右足を振り抜き、勝ち越しのゴールを奪った。3万9995人で埋まったホームスタジアムを歓喜させた。
クラブワールドカップ(W杯)に向かうチームにとっては、価値ある勝ち点3となった。グスタフソンは「素晴らしいフィーリングを得られた。優勝戦線に残るため、そしてアメリカに行く前にも非常に重要な勝利となった。ボールがゴールに入ったのはラッキーな感じもありましたが、全体像を見ればすごくいい攻撃だった」と納得した。
試合後の壮行セレモニーではスタンドのサポーターが「GRAB THE WORLD CUP(W杯をつかめ)」のコレオグラフィーを作った。さらに「URAWA AIR」の飛行機の巨大フラッグがスタンドを移動する演出もあった。
気分が上がったグスタフソンは「ファンタスティックだった。今日もまたサポーターのみなさんが最高の雰囲気を作ってくれた。クラブW杯では、非常に楽しみ名対戦相手がいます。我々も素晴らしい試合ができると期待しています」と意気込んだ。
アメリカで行われるクラブW杯では1次リーグで日本時間6月18日にリバープレート(アルゼンチン)、同22日にインテル・ミラノ(イタリア)、同25日にモンテレイ(メキシコ)と対戦する。