ヤナセ(井出健義社長)のグループ会社・ヤナセオートシステムズ(江花辰実社長)は9月26日、需要の増加が見込まれる福祉車両分野への参入を目的に、輸入車・国産車の福祉車両改造を手掛けるオフィス清水(清水深社長)と業務協力を行うことで合意したことを発表した。
今後は事業開始に向けて、車両への車いす用リフトや回転乗降シートをはじめとする機器取り付けの技術的な検証、税制などの優遇措置・公的な助成制度の情報取得などの環境整備を行い、全国のヤナセグループ販売店を通じた福祉車両の販売を開始する。
具体的には、ヤナセオートシステムズは全国9ヵ所で展開する板金塗装部門の内製工場を中心に車両の改造作業を実施。オフィス清水は改造に関する技術面や福祉車両利用顧客のニーズに合わせたコンサルティング活動により、ヤナセオートシステムズの福祉車両分野参入を全面的に支援する。
ヤナセオートシステムズでは今後、「福祉車両コンセプト『バリアフリーな輸入車で、車のある人生をもっと長く』を掲げ、いつまでもスタイリッシュに輸入車に乗り続けたい顧客に福祉車両を提供できるよう、年内の事業開始を目指す」計画。