長年のストリートチューンノウハウでJB64が上質なスポーツSUVへと進化!?
BLITZ
東京オートサロンのブースではその素振りもみせず、水面下で開発を進めてきたブリッツのJB64ジムニー用パーツ。
完成したばかりの開発用デモカーが、ついに本誌企画でベールを脱いだ。
総合チューニングパーツメーカーとして、国内外向けに多数の車種を手がけてきたブリッツだが、意外にもジムニー用パーツはこのJB64が初となる。
「ライフスタイルに合わせて街乗り用に選ぶ人の多さに注目して、JB64に取り組むことに決めました。
ブリッツが得意とするストリートカスタムで、快適さとスポーツ性能の高次元での両立を目指しています」と、小林さんは開発の経緯を説明する。
第1弾としてリリースされるのは、お手軽装着で高い効果を発揮する得意の電子パーツ。
“THRO CON（スロコン）”は電子制御スロットルのコントローラーで、任意にアクセルレスポンスの調整を可能にする。
“POWER CON（パワコン）”は、純正ソレノイドを生かしたブーストアップでモアパワーを得ることができる。
さらにデモ車には、リリースに向けて開発中の車高調整式サスペンションキット“ダンパーZZ-R”も装着。
約30㎜の程よいリフトアップ設定と前後32段の減衰力調整機構で、幅広い走行ステージに対応するのが大きな特徴となっている。
その走りは、ハイスピードレンジなワインディングでも不安感なし。
スロコン&パワスロはATとの相性も抜群で、JB64をスポーツSUVへと進化させているって感じだ。
今後もスポーツタイプのエアクリーナーに続いて、マフラーをリリース予定で、将来的にはタービンキットも用意したいというから、その動向には注目しておきたい。
イメージカラーのホワイト×ブラックでまとめられたブリッツのJB64は、あえてのAT仕様。
車高は30mmアップの設定。
ホイールはエンケイオールフォー（5.5J×16+20）、タイヤは純正サイズのグラントレックAT3だ。
まずは電子パーツと車高調を用意
ダンパーZZ-R
コストパフォーマンスの高さで評判のオリジナル車高調整式サスペンションダンパーZZ-R。
JB64用は初のリフトアップ仕様で、バネレートはフロントト.3kg/mm、リヤ3kg/mmの設定。
ローダウン仕様も8月に追加発表の予定だ。
●価格:14万7000円（税別）
●仕様:純正車高比F:-5㎜〜+40㎜/R:ｰ10㎜〜+35㎜、減衰力32段調整機能
POWER CON
純正のブースト制御ソレノイドを活用し、ECUの制御範囲内でブーストアップを実現するコントローラーがパワコン。
カプラーオンですぐにパワーアップが楽しめる。
●価格:3万8000円（税別）
カーボンパワーエアクリーナー
5月に発売されたばかりのカーボンパワーエアクリーナー。
ステンレスメッシュフィルターとカーボンシールドの組み合わせで、フレッシュエアを効率よく取り込める。
心地よい吸気サウンドが楽しめるのも魅力だ。
●価格:3万9800円（税別）
●仕様:コアタイプA3C
THRO CON
「エコ」、「スポーツ」、「オート」の計20モードを手軽に設定できる進化型のスロットルコントローラーがスロコン。
ほかにもブリッツではパワスロとスロコンの機能をまとめたお得な“パワスロ”（価格6万円・税別）も用意する。
●価格:4万円（税別）
ブリッツ企画部マネージャー小林潤一
今回用意したデモ車は手軽なパワーアップと足まわりのグレードアップという内容で、チューニングの入門にも最適です。
多様化するニーズに合わせて、今後もラインアップを充実させていきますので期待していてください。
ハイパーレブ vol.235 スズキ・ジムニー No.5 2019年5月31日発売号より
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