カッコイイは足元から
30系アルファード&ヴェルファイアカスタムのファーストステップ
前編では、インチアップの基本と、知っておきたいタイヤ&ホイールの各部名称を紹介してきたが、後編では同じ仕様のクルマに、純正16インチと20/21/22インチをそれぞれ装着して、スタイリングを比較チェック!
純正 16インチ
30系アルファード&ヴェルファイアの純正ホイールサイズは、ベースグレードとなるXで16インチ。上級グレードであれば17/18インチとなるが、それでも足元の迫力不足は否めない。また足まわりの構造上、ローダウンすることによってタイヤ&ホイールがボディ内側へ引っ込んでしまう。だからこそインチアップで足元のバランス感を整えたい。
WHEEL:16×6.5J+45
TIRE:215/65-16
20インチへインチアップ
足元のバランス、迫力が格段に高まった20インチ。タイヤの厚みが一気に薄くなったことで、ホイールの存在感がより強調されたことがはっきりわかる。今回装着しているようなスポークがリムエンドまで伸びる1ピースモデルの場合、実寸以上の迫力を演出できる。ホイールのデザインによっても、足元の印象は大きく変わってくる。
WHEEL:レイズ・ホムラ2×9|20×9.0J+38 ※5mmスペーサー使用
TIRE:ブリヂストン・ポテンザS001|245/35-20
21インチへインチアップ
20インチからの1インチアップだが違いは歴然。インチアップとタイヤの偏平率が35偏平から30偏平に変わったこともあり、タイヤの厚みがより薄くなり、フェンダーとホイールまでの距離感が短縮。結果、ボディとの一体感も向上している。ここ最近、アルヴェル向けの21インチホイール&タイヤが急増するなど、最も注目されているサイズだ。
WHEEL:レイズ・ホムラ2×9|21×9.0J+38 ※5mmスペーサー使用
TIRE:ヨコハマ・アドバンスポーツ|255/30-21
22インチへインチアップ
ホイールの存在感、アピール度は群を抜く。アルファード&ヴェルファイアであれば、十分装着可能なサイズだが、ホイールのラインアップが20インチや21インチに比べ少なく、タイヤサイズも選択肢が限られる。しかも純正タイヤ外径よりもやや大きなものが多いため、タイヤ外径の問題で車高が上がってしまう場合も。でかさで勝負したい人はぜひ!
WHEEL:エムズスピード・ジュリア555モノブロック|22×9.0J+38
TIRE:ファルケン・アゼニスFK453|255/30-22
NEXT STEP1
どう履きこなすかも重要だ。
カッコイイ足元を突き詰めるなら、デザイン、サイズ選びの次に考えたいのが履きこなし方。フェンダーに対してホイールを引っ込めたいのか、一直線にしたいのか? それによって選ぶべきサイズが変わってくる。まずはどんなスタイルを目指したいのか? 理想の完成系を考えてみよう。
ツライチ
ツラウチ
フェンダーとリムが一直線になる“ツライチ”ならボディとの一体感を。ホイールがフェンダー内側に少しはいる“ツラウチ”なら低さを強調できる。さらにハイレベルなセッティング方法として、ホイールのフランジ部分をハミ出させる“アウトリップ”もある。
NEXT STEP2
ローダウン量やキャンバー角
ホイールのインチアップと一緒に考えたいのがローダウン。アルヴェルの場合、車高を落とすと自然とキャンバーが付き、タイヤ上部がボディ内側へ入っていく。どの程度ローダウンするかによって、最適なホイールサイズも変わってくる。「今回はインチアップだけ」という場合は、今後車高をどうするか考えておくことも必要。
【20/21/22インチ装着比較】30系アルファード&ヴェルファイアの失敗しないインチアップ【前編】
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