エアロには高いドレスアップ性だけでなく、空力に即した相応の効果も期待したいところだが、両者を謳うエアロは少なく、見た目重視で開発する傾向は以前根強しだ。クールプレミアムは、そんな見過ごされがちな空
力をつねに心がけるブランド。手掛けるエアロは、他社と一線を画す独創性に富んだものが多いが、それはドラッグを減らすための理想的な形状を追究した結果による。
フロントに限らず、フローティングと呼ぶ浮遊感を盛り込んだリアまわりにも意識を反映と、同社にとってエアロは機能パーツなのだ。こだわりは品質も同様で、標準仕様ですでに1.5倍の強度を誇るエアロを、さらに強化可能と強さも備わる。もちろんその姿勢は、対後期でも不変。
ありきたりに満足できない、真のフリークにぜひ。
ALPHARD S VELLFIRE Z
VELLFIRE Z
ALPHARD S
前期で好評の立体意匠を後期でも!
KUHLPREMIUM 30V-SSⅡ VELLFIRE Z
リアルレーシングエアロを追究するクールの後期は、ご覧のハーフから。デザインは基本前期用で評価されたダクト付きデザインがベースとなっており、後期にあわせてディテールを見直している。後期用最大の特徴は、コーナーカバーアタッチメント。ダンベルデザインと呼ばれる、後期Zの純正メッキを一部同色化してスッキリさせる同色カバーを用意。言われてみれば確かに違う、そんなアプローチがじつにココロニクイ。サイドやリアセクションは前期、そしてアルファードと共通となっており、クールといえばのお馴染みのフローティングディフューザーと呼ぶリアスポイラーもスタンバイ中。純正ミリ波レーダーに対応する、交換型グリルも見逃すな。
左右に20㎜ボリュームを持たせた3Dボンネットは、純正比40㎜増しのロングノーズ風モデル。
コーナーカバーアタッチメントは、被せるだけで純正メッキの一部を同色化できる。
ボディとのまとまり感を意識したサイドは、上段のパネル部と、下段のフラップ部による2段風。
攻撃性の強い2本足で支えるレーシーなウイングは、前期でも人気を呼んでいる売れ筋パーツだ。
底部から大きく反り上がったディフューザーを有すリアは、浮遊感を持つフローティング仕様だ。
彫り深い3Dフェイスも自慢のオリジナル2Pは、インセットオーダーにも対応する。
重厚さとワイド感に、大胆もプラス
KUHL PREMIUM 30A-SSⅡ ALPHARD S
デザインの方向性はヴェルファイアとまったく同じ。フロントでは中央&両端と、大胆に盛り込んだダクトでスポーティ然と存在を主張し、リアはフローティングディフューザーを提案。グリルこそ純正のままとなるが、デモカーでは特別に表面をブラッククロームペイント。両脇の純正メッキを同色化と、さり気なくも違い歴然なワンオフ技も駆使している。サイドやリア、ウイングはすべてヴェルファイアと共通。落ち着きあるフォルムが人気のアルファードだが、リアルレーシングを追究するGTウイングや、ロングノーズ系のレーシングボンネットのような派手系パーツも併せれば、きっと新たな魅力が引き出せるはず。デモカー参考に、ぜひお試しを。
クールエアロの特徴となっているダクト。内部のメッシュは耐久性の高い粉体塗装仕上げで出荷。
ハイボリューム&ロングノーズが自慢のボンネットが、顔付きをより重厚なものに。
塗り分けて上下段の別体感を強調したサイドは、ドア連動式。踏みつける心配がないため安心だ。
走りを全開で主張するGTウイング。デモカーが施す凹凸のある彫刻塗装は、有料にて対応可能。
単調にならないよう、抑揚を効かせたリア。縦フィン付きと、仕上がりは見るからにスポーティ。
オリジナルのラフメッシュは、ブランドがこだわる3D 感も意識して設計した、深度の深い表情が自慢。2ピースのため、求めるマッチングをリアルに再現しやすい。19~21インチまであり。安心品質の日本製なり。
PRICE(アルファード S/ヴェルファイア Z共通)
●フロントスポイラー 5万9000円(7万9000円)
●サイドステップ・バージョン1 6万9000円(9万9000円)
●リアフローティングディフューザー 4万9000円(6万9000円)
上記3点セット 17万7000円(24万7000円)※(A)
●レーシングボンネット 7万9000円(9万9000円)
●フロントグリル 5万円(6万5000円)※(V)
上記5点セット 29万5000円(39万5000円)※(V)
●フロントコーナーカバーアタッチメント 1万5000円(2万3000円)※(V)
●スワンネックGTウイング 10万円~
[アルファード]
足まわり:エアサス=エアフォース、リアアッパーアーム=ティーディメンド
ホイール:ヴェルズデザインKCV01(F21×10.5+16、R21×10.5-15)
タイヤ:ファルケン・アゼニスFK510(245/35-21)
[ヴェルファイア]
足まわり:エアサス=エアフォース、リアアッパーアーム=ティーディメンド
ホイール:ヴェルズデザインKCV03(F21×10.5+16、R21×10.5-15)
タイヤ:ファルケン・アゼニスFK510(245/35-21)
※価格はRGタイプ
※( )内は塗装済み価格。塗り分け2トーン塗装は、1ピースにつき1万5750円UP
※(A)はアルファード、(V)はヴェルファイアのみ設定
早くも2作目、極薄フラップも登場スリムだけど存在感もしっかり!
KUHLPREMIUM 30V-RS VELLFIRE Z
ハーフの「SS 」、バンパーの「GT」に続く、薄型フラップタイプの新シリーズとしてクールが新展開するのがこの「RS」シリーズ。
旬な薄型フラップながら3Dな立体的レーシングデザインにもこだわったクールらしさに溢れたデザインが特徴だ。純正Fバンパー比18㎜ダウンにえつつも純正ラインに縛られない前方向へと張り出すオリジナリティ溢れるデザイン。純正とは別ラインで構成することで天面とエアロの厚みの塗り分けによる立体感も存分に表現できる。一般的なFRP製エアロの1・5倍の強度・厚みを誇るRGに、レギュラータイプの2倍の強度を持つハイグレードなHGという強度の違う2タイプがセレクト可能なのもクールらしいこだわりだ。
純正とは別ラインをトレースすることで、薄さとは別次元のフラップによる造形美を表現。
中央部を凹ませた純正とは別ラインとなるサイド。空力イメージの立体的な2段デザイン。
マフラーレス+後方へと張り出し、ソリあげたフローティング形状のリアディフューザー。
アルファード用薄型フラップもデビュー間近!!
もちろんアルファード用の薄型フラップエアロ「RS」も近日発売予定。ボトムを彩る薄型フラップはヴェルファイア同様だが、フロントディフューザーはアルファード顔に合わせて独自形状にデザイン。薄くシンプルな中にもクールらしさ溢れる3Dデザインを採用している。
Specification
● RSフロントディフューザー 5万9000円(7万9000円)
● RSサイドディフューザー 5万9000円(7万9000円)
●リアフローティングディフューザー 4万9000円(6万9000円)
上記3点セット 16万7000円(22万7000円)
●フロントグリル 5万円(6万5000円)
● RSフロントコーナーカバーアタッチメント
1万8000円(2万6000円)
●レーシングボンネット 7万9000円(9万9000円)
●スワンネックGTウイング 10万円~14万5000円
足まわり:エアサス=エアフォースジャパン
ホイール:ヴェルズデザインKCV03
(F21×10.5+17、R21×10.5-5) 10万6000円~
タイヤ:ファルケン・アゼニスFK510(255/30-21)
※価格はRGタイプ
※( )内は塗装済み価格。塗り分け2トーン塗装は、
1ピースにつき1万5750円UP
お得な新車コンプリートカーも!!
ドレスアップパーツを装着しようと思うとどうしてもお金がたくさんかかってしまう。クールでは、最初からエアロパーツなどのカスタム済み新車コンプリートカーを設定。パーツ代+車両価格でかなりお得なパッケージを提案中。ヴェルファイアでは、約180万円ものカスタム費用込みで合計454万円~。もちろんアルファードのプラン、左で紹介しているRSエアロのプランもあるのでそちらもチェック。
ヴェルファイア30V-SSⅡ
税込諸費用別 2.5L/Z/7人/ホワイト459万円~
【主な装着パーツ】クールプレミアム30V-SSⅡ 6点セット(ツートン塗装)、ブリッツ車高調、ヴェルズホイール20インチ、20インチタイヤ、アルパインBIG Xナビ、フロアマット、両側パワースライドドアetc
ヴェルファイア30V-SSⅡ
税込諸費用別 2.5L/Z/7人/ブラック 454万円~
【主な装着パーツ】クールプレミアム30V-SSⅡ 6点セット(単色塗装)、ブリッツ車高調、ヴェルズホイール20インチ、20インチタイヤ、アルパインBIG Xナビ、フロアマット、両側パワースライドドアetc
コンプリートカー 問:クールプレミアム名古屋 ☎0568-93-0353
(2018年6月末 現在)