純正メッキによる高級感<『クロームデリート』でハイソな装いを演出
純正メッキ部分をラッピング
ALPHARD/アルファード(30系)
アルファード&ヴェルファイアといえば、ビッグボディにメッキを多用した装いで最上級ミニバンを威張れるクルマなのだが、ココはあえて!! というか、別路線で高級感の演出を追求できないか?
それを具現化した1台が、数多くのラッピングカスタムを手がけているプロショップ「アドバンスエイト」で施工したこの後期アルファード。
「最近オーダーが増えているのがこの【クロームデリート】です。その名の通り、メッキ部分を無くすっていうコーディネイトなんですけど、高級スポーツカーや高級外車のオーナーも注目しているカスタムなんです。
もちろん塗装でもできることなんですが、塗装の場合、メッキに塗料がのりにくい、そして、飛び石で少しはがれてしまった場合、そこから徐々にはがれているのが拡がってしまう。
ラッピングであれば、そういったウィークポイントを気にしなくていい。もちろん、はがして元に戻せるというのもポイントですね」と、アドバンスエイトの中本代表。
今回使用したフィルムはその肌が塗装に近いという部分で「ORAFOL」製を選択。実は少し厚みがあり貼りにくいというフィルムだが、アドバンスエイトの高い技術力があれば問題無し。
各純正部品を全バラでひとつずつ丁寧に貼っていった結果、高い質感の仕上がりを実現した。
ある意味ちょいハズしのコーディネイトだが、それだけにオリジナリティを発揮。また違う方面から、アルヴェルの高級感を演出した1台といえるだろう。
グリルに合わせて、ボンネット先端のメッキもマットブラック化。あえてメッキを主張しない、こんな手法もアルファードに似合う!
エンブレムはランピングに合わせたマットブラックでペイントしている。グラファイトメタリックのボディカラーとの相性も抜群。メッキとはまた違う渋い高級感アップを狙える。
■■人気の大口径ホワイトレターを履いたらフロントOK!リア△!!■■
あえて17インチのオフ系ホイール「デルタフォース・オーバル」に「ジオランダーA/T」を履いた1台だが、試しによりオフ感の強い人気モデル「BFグッドリッチ・オールテレーン」を履かせてみたら……。サイズは、ラインアップの都合上、ちょっと無理矢理で外径が大きくなる245/65R17。フロントはハンドルを全開きってもOK、ただしリアが前側のインナーとほんの数mmしか空きがなく、走行中にカサカサ当たっている音が……。ホワイトレターは魅力的だけど、サイズ的にはちょっとキツイという結果でした!
●●製作ショップ●●
アドバンスエイト
今回のラッピングで価格は約35万円ほど。2泊3日で施工可能と、塗装よりも作業日数が少ないのもポイント。ぜひチャレンジしてみたいと思った人は「アドバンスエイト」に連絡してみよう!
住所東京都目黒区柿の木坂2-4-7
電話:03-6421-1417
http://www.advanceeight.com
スタイルワゴン2021年4月号より
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