アゲ方・タイヤ選び・車検 etc

ビギナーが気になる11の疑問にプロが回答!

リフトアップ講座 その3

これからエブリイのアゲに挑戦してみたいというユーザーは必読のノウハウコーナー。

●どうやってどれくらい車高をアゲる?
●タイヤのサイズや銘柄は?
●普段の乗り方や車検時の注意点は?

……といった初心者がまず気になるであろう疑問に、リフトアップのプロが丁寧に答えます。

WEB連載5回、その3スタート!

今回もセンセイは、ジムニー業界で名を馳せる人気店アウトクラスカーズ代表の赤地さん!

Q.5

何ミリまでのリフトアップなら車検に通りますか?

A.構造変更なしで車検に通るのは40ミリアップまで。
それを超える場合は構造変更が必要になる、というのはよく知られていますが、正しくは「指定外部品を使って40ミリを超えるリフトアップをした場合は構造変更が必要」です。
つまり指定部品であるスプリングや車高調を使ってアゲるなら、たとえ4インチアップだって構造変更は不要。
ただしそれは足まわりの構造的に厳しく、大きくアゲるには指定外部品であるブロックやブラケットを使うことになる。
だから「車検が通るのは40ミリまで」という話になっているんです。
もちろんブロックを使っても40ミリまでなら構造変更は不要ですし、40ミリを超えても構造変更すれば車検に通ります。
ですが全高が2メートルを超えると軽自動車の規格から外れてしまうので、そこは守った方がいい。
維持費がガラリと変わっちゃいますからね。
ちなみに全高2メートルぎりぎり手前のクルマ(構造変更済み)が、大径タイヤを履いたことで2メートルを超えた場合は基本的に問題なし。
はみ出しがなくメーター誤差が許容範囲内であれば、軽規格のまま車検に通ります。

構造変更したとしても全高は2メートルまで
バネやショックは指定部品です。
ブロックやブラケットは指定外部品です。

スピードメーターは純正タイヤの外径に合わせて作られている。
よってタイヤの外径を変わると数値に狂いが出てくる(大きくなるとメーターより実速度の方が速くなる)のだが、多少であれば誤差としてそのまま車検に通る。
具体的にはスピードメーターが40km/hを指した時点で、実速度が30.9km/h~42.55km/hに収まっていればOKだ(追記:平成19年1月1日以降に製造された車両の場合)。

Q.6

ベストマッチなホイール&タイヤサイズを知りたい!

A.リフトアップとタイヤのサイズアップはセットで考えましょう。
リフトアップ量によって履けるサイズも変わってくるからです。
まず参考までに純正サイズはバンが145/80R12(外径536ミリ)、ワゴンが155/70R13(外径547ミリ)または165/60R14(外径553ミリ)。
ノーマル車高のままでいいという人は、145/80R12でオープンカントリーR/TやジオランダーMTというオフロードタイヤが出ているので、それらに履き替えるだけでもイメチェンできます。
チョイアゲの場合は165/60R15が狙い目。
これはハスラーの純正サイズなので、タイヤ&ホイールのラインアップも多いのが魅力です。
ただしフロントはハンドルを切った際に若干インナーに干渉するため、ハンドルストッパー装着やバンパー一部カットなどの処理が必要になります。
4〜5インチアップクラスのガッツリアゲの場合は、限界サイズは195R14。
これ以上大きなタイヤはエブリイにはまず無理でしょう。
装着にあたってはバンパー交換or加工に加え、出幅9ミリのオバフェン装着も必須となるものの、タイヤが幅広く分厚いので迫力はケタ違いです。
また16インチになりますが、クロスビーやイグニスの純正サイズに当たる175/60R16も注目。
少し前にこのサイズがオープンカントリーR/Tのラインアップに加わりました。
難点は16インチなのでオフロード系のホイールが少ないことですが、今後は増えてくるんじゃないでしょうか。
あまりゴツゴツしたタイヤじゃなくていいという人は、175/80R15のオープンカントリーA/Tプラスがおすすめです。

チョイアゲして165/60R15サイズのタイヤを履かせ、ハンドルを全開まで切るとタイヤがインナーに当たる可能性がある。
防ぐにはハンドルストッパーを装着し、ハンドルの切れ角を若干抑える処置が有効。

チョイアゲ&ガッツリアゲ おすすめサイズ

□ チョイアゲ(35ミリUP)
155/65R14(外径557ミリ)
165/60R15(外径579ミリ)

□ ガッツリアゲ(約10センチUP)
175/60R16(外径616ミリ)
175/80R15(外径661ミリ)
195R14(外径675ミリ)

Q.7

おすすめのオフロードタイヤはどれですか?

A.個人的なイチオシはトーヨータイヤのオープンカントリーR/T。
ATとMTの中間といった感じのタイヤで、程よくゴツゴツしているので林道や河原なんかも走れます。それでいて舗装路でも静かなのがポイント。
国産ブランドという安心感もいいですね。
エブリイが履けそうなサイズは145/80R12、155/65R14、165/60R15、175/60R16と4種類もあります。
同じオープンカントリーシリーズだとA/Tプラスもおすすめ。
R/Tに比べると見た目は地味ではありますが、普通のタイヤよりは立体感がありますし、オンロード重視なので静かなのが特徴です。
エブリイに合うのは175/80R15くらいしかなく、ガッツリアゲないと履けないのが少し残念。
もっとサイズが増えてくれるといいですね。
あとは限界サイズの195R14をラインナップするマキシスMT-754バックショット。
ホワイトレター仕様が高ポイントです。
マキシスにはMT-753ブラボーというタイヤもあって、195R14と185R14があるのですが、どちらもすごく重たい。
マキシスならバックショットの方がいいです。

TOYO TIRES
OPEN COUNTRY R/T
TOYO TIRES
OPEN COUNTRY A/T plus
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MT-754 Buckshot
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情報提供元:ドレナビ
記事名:「その3:車検に通るのは40ミリアップまでってホント?|プロが回答!【アゲ系の掟】リフトアップ講座|スズキ・エブリイ|カスタム