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【気になるコンパクトSUVってどうなの?】日産・キックス×マツダ・MX-30を改めて実車でチェック!【前編】


いまどきSUVのド真ん中スタンダード!?
コンパクトSUVってどうなの!?

日産・キックス×マツダ・MX-30

群雄割拠のSUVシーンにおいて、最も激戦区と言われているコンパクトクラス。発売前から圧倒的な注目度を誇ったトヨタ・ヤリスクロスは2020年8月発売以降、爆発的なヒットを続けている。そんなコンパクトSUVの新たな刺客としてデビューしたのがマツダ MX-30とニッサン キックス。いま注目の2台の魅力を様々な角度から検証、そして試乗してみた。

日産 SUV KICKS キックス コンパクト マツダ MX-30 試乗
日産・キックス


オシャレで個性的な2台SUV激戦区にやってきた
まず車体サイズの話をしておくと、キックスの全長は4290mmで、MX‐30は4395mm。「コンパクト」にカウントされる両車ながら、キックスは“Bセグメント”でMX‐30は“Cセグメント”。MX-30のほうがひとまわり大きいのだ。
マツダ・MX-30

一方で価格は、キックスが276万円〜。対してMX-30は242万円〜。つまりMX-30のほうがクラスは上だけど、価格は安いことになる。そうなるとキックスのほうが高いように感じるけれど、大きな理由はパワートレーン。

どちらもハイブリッドながら、MX-30は小さなモーターを組み込んだ〝マイルドハイブリッド〞で、キックスは力強いモーターを備える〝ストロングハイブリッド〞。メカニズムにお金がかかっていると同時に、燃費はキックスのほうが優れるのだ。

そんなパワートレーンの違いは、運転する爽快感にも大きく差をつけている。ハンドリングはどちらも甲乙つけがたい良さを持っているけれど、アクセルを踏む心地良さは圧倒的にキックスが上。

日産・キックス

キックスはエンジンが発電機に徹し、その電気を使って駆動力をすべてモーターで生み出すe‐POWERになっていて、走行感覚はまるで電気自動車。伸びやかでシャープな加速感は、無駄にアクセルを踏みたくなるほど気持ち良い。

MX-30の超個性が「フリースタイルドア」と呼ぶ観音開きドアだ。リアドアが通常とは逆向きに開き、開いた際にはBピラーがない珍しいドアで、クルマ好きの多くは「RX-8」を思い出すことだろう。

マツダ・MX-30

そんなフリースタイルドアは使いやすいのか? 結論からいえば「4ドアに比べると使いにくいけど、2ドアに比べたらはるかに便利」。リアドアは単独では開かず、後席へ荷物を置くときには超便利だが、後席に頻繁に人が乗るならちょっとわずらわしい。

ただし、小さな子どもがいるファミリーで乗り降りを大人がサポートする状況なら、チャイルドシート使用時も含めて割と実用的。そういう人にはマッチしそうだ。後席自体も狭くなく、窓が小さいので閉塞感はあるけれど、けっこう実用的にできている。

ただ、一般的な利用ならキックスのほうが使いやすい。キックスの後席はBセグメントSUVのなかで最大級の広さで、ファミリーユースでも不満はないレベルだ。

最大級といえば、423Lというキックスの荷室容量はクラス最大で、MX-30の400Lを上回る。パッケージングの巧みさではキックスの勝ちと言える。

さて、そろそろ結論。実用性の高さや運転の楽しさ、そして燃費を求めるならキックスが良い。無難で安心できる選択だ。ドアも含めた超個性やインテリアの質感の高さではMX-30の圧勝。だから意識高い系の人にはMX-30がオススメだ。あと、4WDはMX-30でしか選べない。

マツダ・MX-30

【中編】では、キックスのスタイリング・内装、【後編】ではMX-30のスタイリング・内装を細かくチェック! お楽しみに!

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