今度の旗艦は、まるで、ダイヤの輝き。
Kranze Scintill
最高峰の組み立て3ピース採用するクレンツェは、名門ウェッズのフラッグシップとして、大きな期待を受けて毎年末に発表される。
そう、クレンツェは次の年のトレンドを占うベンチマークとしても注視される実績のあるブランドなのだ。
2020年モデルとして発表されたシンティルは、一目でクレンツェと分かる独特な存在感を纏っていた。
2×5スポークをベースとしているものの、あらゆるパートが多面的に造形され、合わせ鏡のように光を反射する意匠が一際、目を引く。
シンティルはダイヤモンドの等級評価基準の一つで、煌めきを意味するシンチレーションから来ているという。
だから、全身の多面的なラインはブリリアントカットに通じると理解できる。
ホールまわりやファスナー部にまで施され、光の具合で煌めき、瞬く。
そのダイヤモンドを支えるリングとしてスポークが活きてくる。
天面は磨き上げられ、スリット部はあえて鈍い仕上げでメリハリを強調。
巧みに多面カットとのバランスをとった秀逸なデザインギミックは感動すら覚える。
こんなアプローチを見せて来たモデルが今までにあっただろうか。
これはクレンツェが壮大な実験モデルであることに通じる。
常に野心を抱き、現状に決して胡座をかくことなく高みを目指す。
旗艦は旗艦たれ。
フラッグシップの威厳は大いなる挑戦の積み重ねのみが保つことができるのだ。
全身煌めく超多面デザイン
ダイヤモンドがそうであるように、視点、光の具合で煌めきは増す。
日射しの元、都会の夜、シチュエーションごとに変わる煌めきこそシンティルの真骨頂。
超多面デザインが生み出す光の演出は唯一無二だ。
リブとスリットを複雑に運用した意匠で、テーマであるブリリアントなカットをスポーク間に再現したスポーク。
ピアスの台座やセンターまわりのカットの輝きを影で支えてくれる。
写真のデザインクロームなら効果は見ての通り。
SIZE H-PCD PRICE
19×7.5J~13.0J 5-114.3 9 万8000円~14万2500 円
20×8.0J~12.5J 5-114.3 10 万5000円~15 万3500 円
21×8.0J~12.0J 5-114.3 12 万7000円~17 万3500 円
22×8.0J~13.0J 5-114.3 16 万4000円~21 万8500 円
COLOR
デザインクローム、ブラック&バフ/ブラッシュド、SBCポリッシュ、ハイパーガンメタポリッシュ
CONSTRUCTION 鋳造3ピース
DEMO CAR
Admiration Belta
WHEEL SIZE 22×9.0J+34
TIRE SIZE 245/30[FALKEN]
WHEEL COLOR DESIGN CHROME
問:ウェッズ ☎ 03-5753-8201
https://www.kranze.jp
Vol.141 トヨタ アルファード &ヴェルファイア No.13より (2019.12.26)
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