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4つの冷却グッズを試して比較!効果があるのはどれ?


夏の外出時は暑さ対策として、近年はハンディファンやネッククーラーなどのさまざまな冷却グッズが売られていますが、どのグッズが効果的なのか、気になりませんか?

今回は、4つの冷却グッズを使って、効果を検証してみました。
「冷却グッズを使ってみたいけどどれを買うか迷う…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。


実験の様子

今回、以下の4つの冷却グッズを使って、その効果を検証してみました。
①ハンディファン
②冷却タオル
③PCM素材のネッククーラー
④冷却リュック

実験は、2025年8月の東京・池袋で、10時~12時の時間帯に、屋外の日陰で行いました。
この日の池袋は、午前10時の時点で最高気温38℃の予想でした。
実験を行った場所では、日陰に置いた気温計が37℃~39℃を示していました。
何もしていない状態をサーモカメラで撮影すると、 上半身の表面温度は37℃ぐらいでした。


①ハンディファン

ハンディファンを使った実験です。

ハンディファンを首のあたりに5分間当て、表面温度を測定します。
ハンディファンを使用した直後、首のあたりの表面温度は35℃ぐらいでした。
何もしていない時より2℃ほど下がっていますが、体験した植田気象予報士曰く、あまり涼しさは感じなかった、とのことです。
ただ顔と首の表面温度がまんべんなく下がっているので、局所的な冷たさはないものの使用しないよりは効果がありそうです。


②冷却タオル

冷却タオルを使った実験です。
水で濡らして振って使うタイプのタオルを5分間首に巻き、表面温度を測定します。
使用中、首元あたりの表面温度は29℃~30℃ぐらいに冷えました。

冷却タオルを5分間使用した直後、首の表面温度は32℃~33℃ぐらいまで冷えました。
冷却タオルで濡れてしまった服の部分をのぞいて、冷やしていない胸のあたりや顔は37℃ぐらいあったため、ハンディファンより効果があるようです。

さらに、この状態で10分経過すると冷たさはどのぐらい持続するのか試してみたところ、10分経過後も、首まわりの表面温度は33℃~34℃ほどに冷えていました。


③PCM素材のネッククーラー

PCM素材のネッククーラーを使った実験です。

使用中、首元あたりの表面温度は27℃~28℃ぐらいまで冷えました。
5分間使用した直後は、首元の表面温度は31℃~32℃ぐらいですが、顔に近い部分は35℃~36℃ぐらいありました。

10分経過後は、首元の温度があがり、首全体が33℃~34℃ぐらいになりました。


④冷却リュック

最後に、冷却リュックを使った実験です。
使用中、首やお腹のあたりの表面温度は34℃~35℃ぐらいに冷えました。
腰のあたりや、リュックを背負っている脇の周辺は37℃ぐらいのままでした。

5分間使用した直後は、背中の保冷剤があたっていた背面部分の表面温度は32℃ぐらいまで冷えました。
腰のあたりは37℃~38℃ほどあるので、保冷剤があたっていない部分よりは5℃ぐらい冷えていました。
前面の上半身は35℃~36℃ぐらいあり、前面までは冷えていないようでした。

10分経過後は、全体的に温度は上がって前面・背面共にお腹の周辺は37℃~38℃ぐらいになりました。
胸から首のあたりはところどころ34℃から35℃ほどの箇所があり、若干温度が下がったところもあるようです。


4つの冷却グッズを比べた結果

4つの冷却グッズを検証してみた結果、温度の下がり方ではネッククーラーや冷却タオルが効果的でした。
特にグッズを使っている最中はPCM素材のネッククーラーが一番冷えました。
服が少し濡れてしまった影響もありそうですが、冷却タオルは外した後も少し冷たさが持続しやすいようです。

また、ハンディファンや冷却リュックは、局所的な冷えはないものの、まんべんなく温度が下がるようでした。

ぜひ今回の実験を参考に、自分に合った冷却グッズを見つけてみてください。
冷却グッズを適切に使って、暑い夏を乗り切りましょう!

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