厚生労働省の調査によりますと、全体で1割以上、中でも40代男性の3割近くが「朝食抜き」が習慣に。朝食を食べない=エネルギー欠乏状態は、脳や精神に影響を及ぼします。朝晩冷え込む季節、簡単で身体がポカポカ温まる簡単スープレシピをお届けします。
40代男性の3人に1人が「朝食抜き」 朝ごはんを食べる習慣を
厚生労働省では、年間の国民健康・栄養調査をとりまとめています。
これまでにまとめられた最新(令和元年)の調査報告書によりますと、朝食を食べない人の割合は、全体で12.1%、そのうち、男性が14.3%、女性が10.2%となっています。
世代別にみると、40代男性が最も多く28.5%。およそ3人に1人が「朝食抜き」が習慣になっていることが分かっています。
参考資料 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査」
朝食を抜いて空腹のまま学校や会社にいくと、体を動かすエネルギーを取り入れていないために、体が重く、だるさや疲労感が残って元気が出ません。
また、脳の働きも悪くなります。脳の活動エネルギーは、主にブドウ糖の働きによるものです。
ブドウ糖は体内に大量に貯蔵しておくことができないため、すぐに不足してしまいます。このため、朝起きて、空腹な状態でいると、脳のエネルギーは「欠乏状態」。
朝ごはんを食べないと、集中力や記憶力の低下などに繋がります。
一日元気に過ごすための活力となる朝ごはん、食べる習慣を身につけるようにしましょう。
冷え込んだ朝にもぴったりの身体が温まるスープレシピをお届けします。
隙間時間に放置で簡単!まるごと玉ねぎスープ リゾットにも〇
隙間時間に簡単に作れる放置料理です。ご飯を入れてリゾット風にしてもボリュームが出て美味しくいただけます。
【材料】(1人分)
玉ねぎ 中1個
水 500ml
※お好みでパセリや粉チーズ、ベーコンやトマトなど
●調味料
コンソメ 1個
【作り方】
①玉ねぎに深めに十字に切り込みを入れます。
②鍋に玉ねぎ、水、コンソメを入れて、火をつけます。
③沸騰したら中火で20分煮込み、器に盛りつけて完成です。
※玉ねぎをもっとトロトロにしたい場合は、煮込み時間を増やしてください。
※野菜やベーコンなどを一緒に煮込んだり、トッピングにパセリや粉チーズをかけたりお好みでアレンジしてください。
夜に仕込んでおいて朝温め直すと、ぐっと味が染みて、一層美味しくなります。
白味噌バターが美味!手羽元と大根のホットスープ
味噌バター味がやみつきに。朝から体が温まる具沢山スープです。
【材料】(2人分)
鶏手羽元 4本
大根 1/8本
大根の葉 適量
しいたけ 好きなだけ
しょうが 1片
●調味料
だし汁 400ml
酒・白味噌 大さじ1
醤油 大さじ1/2
オリーブオイル・バター 適量
【作り方】
①常温にした鶏手羽元に塩こしょうを振り、小麦粉を振りかけます。
大根は食べやすい大きさに乱切りにし、葉の部分は小口切りに。
しいたけも食べやすく、しょうがは千切りにします。
②鍋を熱して、オリーブオイルを入れて、肉を焼きます。
※中火で、表面に焼き色がつくまで焼きます。
③火を通した鶏肉はいったん取り出します。
大根と大根葉、しいたけを入れて大根の表面が透き通るまで炒めます。
④鶏肉を戻し入れ、同時にだし汁、酒、しょうゆを加えます。
ひと煮立ちさせてアクをとり除き、蓋をして中火~弱火で5分ほど煮込みます。
⑤弱火にして、白味噌を入れます。
器に盛りつけ、バターをトッピングして完成です。
栄養のバランスも良く、朝から活力がみなぎりそうです。
シンプルでも具沢山でも〇 1ステップで簡単スンドゥブ
作り方は簡単!材料を切って、調味料と煮込むだけ。寒い時期にリピートしたくなること間違いなしです。
【材料】(1人分)
絹豆腐 1パック
豚バラ肉 100g
※お好みで好きな野菜やきのこ、あさり、たまごなど
水 250ml
●調味料
コチュジャン・白だし 大さじ1と1/2
砂糖、しょうゆ・にんにくチューブ 小さじ1/2
塩 1つまみ
ごま油・一味唐辛子 適量
【作り方】
鍋に材料全てを入れて、火が通ったら完成です。
寒い朝にあたたまるスープだけでも取り入れてみると、頭の働きも良くなり、朝から快適に過ごせるはずです。ぜひ、まずは朝ごはんを生活に取り入れることから始めてみましょう。