二十四節気では「大寒」とあって冷え込み、雪がちらつく日もありました。
さらに、大寒を3つに区分し、最後をしめくくる七十二候は『鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)』を迎えています。二十四節気をさらに3区分し、日本ならではの季節の風物に言葉をあてていったのが「七十二候」。
『鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)』は春の到来を感じ始めた、鶏が卵を産み始める時期とされています。冬の長く暗い寒い季節から、春の到来を告げる鶏。神や悪霊が往来する夜と、人が活動する昼の境目を告げるのも鶏。太陽神天照大神が岩屋に隠れたときに一役買うのもこの鶏で、太陽と結びつきを強く感じます。
さて本日は、124年ぶりに例年より1日早い「節分」です。そして、「フランスクレープの日」でもあります。2月3日には「立春」を迎えます。今日は、そんな季節の境目を告げ、新しい春の訪れを喜ぶイベントの食べ物を見ていきます。


春の訪れを親しい人と祝う「フランスクレープの日」

フランスでは、2月2日はla Chandeleur(ラ・シャンドルール)という日で春の訪れを祝うお祭りとしてこの日に家族や友人たちと一緒にクレープを焼いて食べる習慣があります。
クリスマス(冬至)から40日後にあたる2月2日は、la Chandeleurは(ろうそく祝別の日)というキリスト教徒の祝日。聖母マリア様がイエスを神殿に奉献する「お潔め」のユダヤ宗教行事の際、皆がろうそくを持って参列しお祝いしたことが始まりといわれています。クリスマスキャンドルや燭台をこの日に片づけるという習慣が残っている地域もあるとか。
小麦粉で作るクレープは、キリストと光、その黄金色は太陽を意味しています。丸い形に、幸運の再来とその年の豊作を皆で祈願して、春の訪れと共に農作業にもどる日でもあったようです。
季節のジャムやフルーツで、春の訪れを祝うのも素敵ですね!
イチゴのジャム、マーマレード、リンゴのジャムなどの他、年中入手しやすい、キウイやバナナなどをいれて色とりどりを楽しんでもよいかもしれませんね。
参照:
2月2日はフレンチ・クレープデー(T-fal)


節分豆は鬼滅ならぬ魔滅!?七つの具材、恵方巻に何を巻く?

豆まきが行われる「節分」は例年2月3日ですが、2021年は暦のずれの影響で1日早まり、2月2日となる珍しい年になっています。「立春」と「節分」が例年よりも1日早いのは、124年ぶりです。節分といえば豆まきですが、豆で鬼を追い払う由来は様々です。
・中国の医薬書に大豆は鬼毒に効果があると書かれている
・「魔滅(まめつ)」とかけて魔物を滅するという意味から
・「魔目(まめ)」という鬼の目を打つという意味から
もともとは、大晦日や季節の変わり目に行われていた鬼祓いの「追儺(ついな)」という宮中行事が、始まりともいわれています。
恵方巻きは、江戸時代から花街で商人や芸子たちが節分に芸遊びをしながら商売繁盛を祈り、食べていたようで「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれていたそうです。
「恵方巻き」という呼び名は、コンビニが販売をするときにつけた商品名で、今ではすっかり定着しました。一般的には、七福を意識して、七つの具材がはいっていることが多いようです。
海苔、マグロ、サーモン、海老、いくら、いか、カニ、ひらめ、鯛、ぶり、かいわれ、しそ、山芋、卵、しそ、きゅうり…などなど。野菜、海鮮でなくお肉などお好みの組み合わせで、1本で豪華な御馳走ですね!
参照:
2月の食材 - 旬の食材カレンダー


「立春」。口角をあげて、表情も春の装いで

暦の上では、明日から春。寒さに肩や首がきゅっと縮こまり、表情まで固くなりがちでしたが、口角を上げたり、舌を左右に動かしたり、指でほほをマッサージするなど表情筋を動かしていきましょう。表情が明るく、表情筋が使えていると、自律神経のリズムが整いやすいといわれています。
ここ数年、表情筋トレーニングや、小顔マッサージ、口角トレーニングなどが注目されています。
自粛続きで、話す機会や笑う機会が減り、ついついマスクの下で下がりがちな口角ですが、マスクをしていることを逆手にとって、口のまわりの筋肉を、こっそり動かすこともできますね。
健康や美容だけでなく、表情が柔らかく豊富になることで、コミュニケーションがとりやすくなり、人間関係が広がったという方もいらっしゃるようですよ。

滋養のある旬のものをよく噛んで美味しくいただくことも、笑顔につながる毎日の大事な時間、1日1日そんな時間を大事にしていきたいものです。

参照
口角トレーニングやマッサージについて
表情筋を和らげるつぼなど