
厳しすぎる残暑は8月末にかけても続くでしょう。特に24日(日)にかけては東北南部から九州で35℃以上の猛暑日が続出し、関東や東海を中心に40℃を超えるような災害レベルの暑さとなる所もありそうです。また、北日本や東日本、西日本では6月下旬から少雨が続いており、この先2週間程度も雨の少ない状態が続くでしょう。
●21日(木)~27日(水) 北は大雨のおそれ 東と西は災害レベルの暑さ
北海道や東北北部は低気圧や前線が度々通過します。23日(土)頃は日本海側を中心に雨の降り方が強まり、雨量が多くなりそうです。警報級の大雨となるおそれもありますので、最新の情報を確認して大雨に備えてください。26日(火)頃も雨が降る可能性があります。
東北南部と関東や東海は晴れる日が多いですが、前線の通過時など一時的に雨の降る日もあるでしょう。近畿から九州は晴天の続く所が多い見込みです。沖縄も晴れますが、にわか雨の日があるでしょう。
各地で厳しすぎる残暑が続きます。24日(日)にかけては東北南部から九州で35℃以上の猛暑日が続出しそうです。名古屋市で40℃予想など、関東や東海を中心に40℃を超えるような災害レベルの暑さとなる所があるでしょう。この時期に40℃以上を観測すれば、関東や東海では最も遅い酷暑日(※)の記録を更新します。日中だけでなく、夜間も気温の高い状態が続き、体にかなりこたえそうです。
※「酷暑日」は日本気象協会独自でつけた名称であり、気象庁が定義しているものではありません。
●28日(木)~9月2日(火) 北は雨続く 東と西の暑さ収まらず
この期間、北海道や東北は曇りや雨の日が続くでしょう。極端な暑さはないものの、気温も湿度も高く、蒸し暑い日が多くなりそうです。
関東も度々雨の降る日がありますが、東海から九州にかけては晴れる日が多いでしょう。暑さはなかなか収まらず、35℃を超えるような厳しい暑さと寝苦しい夜が続きそうです。29日(金)頃までは40℃に迫るような危険な暑さの所もあるでしょう。沖縄は30日(土)以降は雨が降りやすくなりそうです。
●北・東・西日本 長期間の高温と少雨に関する情報発表
なお、昨日19日、気象庁は「北・東・西日本の長期間の高温と少雨に関する全般気象情報」を発表しました。
北・東・西日本では、6月中旬から気温が高い状態が続いています。また、東北地方を中心に、6月下旬から少雨の状態が続いています。
今後も更に1か月程度は暖かい空気に覆われやすく、北・東・西日本では気温が高い状態が続く見込みです。また、高気圧に覆われやすいため、東北地方、北陸地方、関東甲信地方、東海地方、近畿地方の少雨の状態は、この先2週間程度は続く見込みです。
引き続き、農作物や家畜、水の管理、熱中症対策などの健康管理に十分注意してください。