
気象庁は今日14日、向こう1か月(8月16日~9月15日)の天候の見通しを発表しました。向こう1か月は、全国的に暖かい空気に覆われ、西日本・東日本では猛烈な残暑が続くでしょう。一方、降水量は西日本・東日本で少なく、少雨傾向が続く見込みです。熱中症対策と節水を心がけましょう。
●お盆明けも猛烈な残暑 9月中旬にかけて続く
向こう1か月も、全国的に暖かい空気に覆われ、平均気温は全国的に高いでしょう。特に、西日本・東日本では、お盆明けの来週にかけて猛烈な残暑となりそうです。晴れれば地上で40℃に迫る暖気に覆われ、再び、体温超えの危険な暑さとなるでしょう。
北日本も平均気温は高く、札幌など年間真夏日の日数最多記録を更新する可能性があります(年間最多記録31日、今年2025年8月14日までに30日)。
今年は統計開始以来、最も暑い6月・7月となりましたが、8月も記録的な残暑となる可能性があります。夜間の気温も下がりにくいため、日中だけでなく、夜間の熱中症にも注意が必要です。
●高温に関する早期天候情報
西日本~北日本では、20日頃からかなり気温が高くなる可能性があるとして、気象庁は今日14日、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。この情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。沖縄や奄美以外、九州~北海道にかけて「かなりの高温」が予想されています。
熱中症など体調管理や、農作物の管理に、注意が必要です。
●西日本・東日本は少雨傾向
8月7日~12日は、停滞する前線や湿った空気の影響で、九州や北陸などで記録的な大雨となりました。ただ、この先1か月は、再び、西日本や東日本で、降水量は少なく、北日本の太平洋側で平年並みか少ないでしょう。
少雨傾向となるため、日頃から水は大切に使いましょう。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】奄美地方・沖縄地方