
関東は、向こう一週間は晴れて、日中は体に堪える暑さに。特に、17日(日)以降は厳しい暑さがぶり返し、猛暑日続出。体温並み、または体温を超える暑さとなり、再び40℃に迫る所も。万全な熱中症対策を。
●17日(日)以降は猛暑日続出 40℃に迫る所も 酷な残暑に
関東は、向こう一週間は広く晴れて、日中は、厳しい、厳しい残暑が続くでしょう。
日を追うごとに日中の気温は上がり、17日(日)以降は、暑さのレベルが一段と上がります。広い範囲で最高気温が35℃以上の猛暑日となり、内陸を中心に、体温並み、または、体温を超える危険な暑さになる所もあるでしょう。
今年も立秋を過ぎ、暦の上ではすでに「秋」ですが、まだまだ気温の高い状態は続きそうです。平年よりも5度ほど高く、これまでの残暑とは違い、「酷な残暑」になるでしょう。
特に、20日(水)は、各地で日中の気温は35℃以上となり、前橋では39℃の予想です。炎天下では逃げ場のない暑さとなり、じっとしていても汗が噴き出てきます。夏休みの中、レジャーやスポーツを楽しむ予定がある方は、暑さ対策は万全に万全を期すようにして下さい。ノドが渇いていなくても、こまめに水分を補給し、適度に塩分も摂取するように心がけましょう。なお、場所によっては、命にかかわる暑さになることもありますので、お住まいの地域に熱中症警戒アラートが発表されていないかなど、最新の情報を確認するようにして下さい。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
●広範囲で熱帯夜に 夜間も熱中症に気を付けて 夏バテに注意
この先は、夜も暑い状態が続きます。
日が沈んでも気温は下がりにくく、夜間も日中の暑さが残るでしょう。15日(金)以降は、ほとんどの所で気温が25℃を下回りません。広い範囲で熱帯夜になりそうです。寝苦しさで、途中で目が覚めたり、眠りが浅くなったりすると、睡眠の質がグッと悪くなります。日中の疲れがとれず、食欲が落ちて、夏バテに陥る可能性が高まります。
この先の日中の厳しい暑さに備えたり、乗り越えるためにも、「快眠」は必須です。寝苦しい夜は、無理をせずに、エアコン等で室内を適温にして就寝するようにして下さい。また、エアコンが苦手という方や、電気代が気になるという方は、冷却素材や通気性の高い素材の寝具を利用して、睡眠の質を高めましょう。