
9日(土)からの三連休は雨の降る所が多く、九州北部から北陸では警報級の大雨になるおそれ。猛烈な暑さは、いったん落ち着きますが、12日(月)から暑さがぶり返す。特に、屋外でのレジャーを予定されている方は、熱中症に警戒が必要。
●9日(土)~11日(月・山の日)の三連休 九州北部~北陸で警報級の大雨のおそれ
9日(土)からの三連休は前線が西日本から東日本にかけて停滞するでしょう。前線に向かって、南からは雨雲の元になる暖かく湿った空気が次々と流れ込むため、前線の活動が活発になりそうです。
9日(土)は九州から北陸、東海の一部で雨が降るでしょう。10日(日)は雨の範囲が東北あたりにも広がり、11日(月・山の日)は九州から東北の広い範囲で雨雲がかかるでしょう。九州北部から北陸では活発な雨雲や雷雲がかかり、大雨になる所がありそうです。
北陸では今日8日までに、すでに記録的な大雨になっている所があります(石川県金沢市など)。大雨で地盤が緩んでいる所に、再び多くの雨が降るため、災害の危険度がいっそう高まります。土砂災害などに注意、警戒して下さい。
●交通への影響に注意 最新の交通情報の確認を
三連休でお出かけを予定されている方も大勢いらっしゃると思います。車での移動をされる方は、道路への影響に注意が必要です。
九州北部から北陸は、大雨による規制がかかる所があるでしょう。北陸は図には示されていませんが、11日(月・山の日)に影響を受けることが予想されます。また、雨のあまり降らない関東甲信では風が強まるため、速度規制などがかかる道路があるでしょう。
予め道路情報をチェックしつつ、予定の変更も検討しましょう。
●お盆 暑さぶり返す 熱中症対策を万全に
連休明けの12日(火)は前線の影響で雲が広がりやすく、北陸や東北を中心に雨が降るでしょう。北陸ではさらに雨の量が増えるため、引き続き土砂災害などに注意や警戒が必要です。
沖縄や九州から関東は前線の南側に入るため、気温が高めで、ムシムシした暑さになりそうです。最高気温が35℃以上の猛暑日になる所はほとんどありませんが、湿度が高いため、熱中症にかかるリスクが高まります。
お盆の期間は、晴れる日が多くなりますが、天気の急変に注意が必要です。川でのレジャーを予定されている方は、晴れていても、川の上流で雨が降っている場合は急に川が増水するおそれがあります。雨雲レーダーでこまめに情報を確認しつつ、川の水が濁るなどしたら、川から離れましょう。
最高気温は35℃くらいまで上がる所が多く、内陸では35℃を超える所もあるでしょう。体にこたえる厳しい暑さが戻ります。
これまでの記録的な暑さで、すでに疲れがたまっている方も、いらっしゃると思います。屋外でのレジャーを予定されている方は、行き先の気温や湿度を確認しつつ、熱中症対策を万全に行いましょう。