
この先は、雨の範囲が次第に広がります。9日からの3連休は、ほぼ全国で曇りや雨となり、西日本を中心に雨脚の強まる所があるでしょう。気温の上昇は抑えられ、猛暑は一旦収まる見込みです。
●明日7日にかけて北陸と東北で大雨 9日以降は西日本を中心に雨が強まる
この期間は、暑さよりも雨の降り方に注意が必要になりそうです。
明日7日(木)にかけて、前線が日本海から延びてきます。この前線に近い北陸と東北は多くの所で雨が降り、たびたび降り方が強まるでしょう。局地的には、滝のような非常に激しい雨が降りそうです。すでに、これまでの雨で地盤の緩んでいる所があるうえに、雨の量がさらに増えて、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。また、北海道でも、日本海側を中心に活発な雨雲がかかるでしょう。
8日(金)は前線が本州の南へ下がりますが、その後はやや北上して停滞します。
9日(土)からの3連休は、ほぼ全国で曇りや雨となりそうです。特に、10日(日)は雨の範囲が広がり、九州をはじめ、西の地域ほど雨脚が強まるでしょう。道路が冠水するなど、交通に影響が出ることも考えられます。長距離の移動をご予定の方も多いと思いますが、目的地までの気象情報、交通情報を確認し、時間に余裕を持った行動を心がけてください。12日(火)と13日(水)も雨の降る所が多いでしょう。
気温の上昇は、次第に抑えられます。9日(土)以降は、猛暑日の所がほとんどなくなるでしょう。
●お盆休み 日差しが戻って気温上昇 再び猛暑日も
この期間は、高気圧の張り出しが強まるでしょう。
九州から関東、北陸にかけて、おおむね晴れる見込みです。ただ、名古屋市をはじめ、所々で雨雲や雷雲が湧くでしょう。屋外のレジャーなどは、急に降ってくる強い雨や落雷に注意が必要です。
東北と北海道は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすいでしょう。日本海側ほど曇りや雨の日が多く、雨の降り方が強まることもありそうです。
気温は再び高くなり、日差しが控えめの北日本でも広く30℃を超えるでしょう。晴れるエリアは厳しい暑さで、東海や近畿を中心に猛暑日の所がありそうです。夜も気温があまり下がらず、寝苦しさが続くでしょう。適切にエアコンを使うなど、無理のないようにお過ごしください。