
今日27日(金)は九州から近畿で梅雨明けの発表がありましたが、北陸地方も早くも梅雨明けの可能性がでてきています。明日28日(土)から来週30日(月)は北陸地方でも晴れて真夏のような厳しい暑さ。7月はじめは湿った空気の影響で曇りや雨となりますが、6日(日)以降は再び太平洋高気圧が強まる見込みで、梅雨明けの可能性がありそうです。この先1か月程度は高温が予想されるため熱中症に警戒し、無理のないようにお過ごしください。
●明日28日(土)~7月1日(火)は太平洋高気圧が強まる 2日以降は湿った空気の通り道に
明日28日(土)から7月1日(火)にかけては、夏の太平洋高気圧が西日本を中心に勢力を強め、北陸付近まで張り出す見込みです。まだ梅雨明け前ですが、福井県から新潟県の広い範囲で晴れて、真夏のような強い日差しと厳しい暑さになるでしょう。
2日(水)から5日(土)頃にかけては、太平洋高気圧の縁をまわる湿った空気の影響で不安定な空模様になるでしょう。晴れ間が出ても急なにわか雨や雷雨に注意してください。気温は高い状況が続き、湿度も高くかなり蒸し暑いでしょう。
また、来週は日本の南海上に熱帯擾乱(台風または熱帯低気圧)の発生が予想されています。まだ予測モデル間でバラツキがありますが、今後の情報に注意し、常に最新の天気予報を確認するようにしてください。
●北陸は7月上旬にかなり早い梅雨明けか 長期間の高温に関する情報も
6日(日)以降は再び太平洋高気圧が勢力を強めるため、晴れの日が続き、連日のように強い日差しが照り付けるでしょう。北陸地方の梅雨明け平年日は7月23日頃ですが、今年はこのタイミングでかなり早い梅雨明けになる可能性がありそうです。最高気温は各地で30℃度以上の真夏日が続き、内陸部を中心に35℃以上の猛暑日になる所もあるでしょう。沿岸部を中心に最低気温25℃以上の熱帯夜になる日も増えてきそうです。
また、今日27日(金)に「長期間の高温に関する北陸地方気象情報」が発表されました。北陸地方ではこの先1か月程度は暖かい空気に覆われやすく、気温の高い状況が続く見込みです。熱中症対策は万全に、めまいや立ちくらみ、頭痛などがある場合は無理をしないでお過ごしください。農作物や家畜の管理等にも十分注意してください。
●熱中症予防のポイント
7月上旬は例年だと曇りや雨の日が多い時期ですが、今年は晴れて早くも厳しい暑さが続く見込みです。暑さに慣れない時期でもありますので、例年以上に熱中症に注意が必要です。熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
①日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。
高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。