
今日19日に気象庁が発表した1か月予報によると、向こう1か月の近畿地方は、平年と比べて降水量は少なく、気温は高い日が多いでしょう。今年の梅雨明けは、平年より早くなる可能性があります。
●太平洋高気圧が強く 例年より雨が少ない
今日19日に発表された1か月予報によると、日本付近から日本の東の海上にかけて、「太平洋高気圧の勢力が強い」と予測されています。
高気圧の勢力に押し上げられるようにして、梅雨前線は例年より北に位置するため、近畿地方では平年と比べて晴れる日が多いでしょう。
このため、平年と比べて「日照時間は長く」「降水量は少ない」でしょう。
●梅雨明け 平年より「かなり早い」可能性も
例年と比べて晴れる日が多いため、近畿地方の今年の梅雨明けは平年(7月19日ごろ)より「かなり早く」、7月上旬になる可能性があります
降水量が少なく、農作物の生育に影響が出ることもあるため、農作物の管理をされている方は注意が必要です。
また、強い日差しを受けて昼間は厳しい暑さとなり、朝晩も気温が下がりにくいなど、「気温が平年より高い」日が多くなる見込みです。
例年以上に、熱中症対策などの体調管理にお気を付けください。
●熱中症にならないために
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。